せっかく中国語を習得するからには、キャリアに活かしたいですよね。
具体的にどうやったら「中国語」という強みを活かせるのか、はっきりとイメージできないこともあるのではないでしょうか?
この記事では、就職活動や転職活動における中国語の活かし方をご紹介します。
私もつい最近(2019年7~8月)に転職活動をしたばかりなので、その経験を踏まえた具体的なアクションや考え方を提案します。
経験則からの提案なので、「絶対に正しい」と言うつもりはありません。
場合によっては、この記事とは異なる考え方とアプローチをとった方がいい場合もあるでしょう。
あくまでも「成功例の一つ」として、参考にしていただければと思います。
中国語は就職/転職/キャリアアップに役立つ
中国語のスキルは就職や転職活動はもちろん、キャリアアップにおいてもプラスになります。
中国語ができると、活躍の選択肢がそれだけ広がります。
例えば、中国人の同僚、取引先や顧客とコミュニケーションをとることができます。
中国のウェブサイトやSNSを使って情報収集をしたり、情報を発信したりすることもできるでしょう。
中国語ができる人とできない人とでは、「中国に関わるビジネス」のパフォーマンスに大きな差が生まれるわけです。
これは確実にプラスであって、マイナスになることはないと思います。
が、落とし穴もあるので注意が必要です。
単に中国語ができるだけでは、「ポテンシャルはあるけど、それを活かせない」ということになる可能性もあります。
そうならないために私が重要だと思っていることを次項でご紹介します。
中国語を活かすために重要なポイント
私が重要だと思うのは、
- 中国語を使ってビジネスを開拓するアイデアを創り出すこと
- 目標(中国語を習得する)のために継続的な努力をすること
この二点です。
その理由は、上記のポイントができなければ「中国語」を活かして活躍するのは難しいと思うからです。
中国語は単なる「ツール」である
中国語に限らず、「外国語ができれば何とかなる」みたいな風潮があるような気がします。
しかし、中国語はツールであり、それだけで価値を生み出すことはできません。
「中国語」は「日本語」と並列であり、ツールとしては有用なものの、それだけでは決め手に欠けるのも事実だと思います。
「中国語ができる人は限られてるから、それだけ価値があるじゃないか」と思うでしょう。
しかし、中国語と日本語を両方できる人が欲しい会社は、日本語ができる中国人を雇えばいいわけです。
中国語を使ってどんな価値を生み出せるかを考える
「中国語というツールを持っている」だけでなく、「私はそれをどう使って、どんな価値を生み出すのか」が重要です。
「中国語ができる日本人」として中国語をマネタイズしていくには、「日本語ができる中国人」に勝たなければなりません。
そのためには、「中国語にかける情熱」や「中国語を使ってビジネスを開拓するアイデアを創り出す能力」が必要になってきます。
「中国語を使う」のは手段であって目的ではない
よく「中国語を使う仕事をしたい」と考えてしまいがちですが、これだけでは足りないと思っています。
その理由は、「中国語を使う」というのは手段であって、目的にはならないからです。
諄いようですが、中国語はあくまでもツールであり、「そのツールを使ってどんなことをするのか」が重要です。
「中国語というツールを使うこと」が目的になってはいけません。
例えば水彩画を描くのに大事なのは、「どんな絵の具を使うのか」だけでなく「何を描くのか」、「どうやって描くのか」といった中身の部分です。
ビジネスも同じで、重要なのは「どんなスキルを活かすのか」だけでなく「どんなことをするのか」です。
中国語を活かすためのアクション
就職や転職に際しては、まずは「自分が興味のある業界や業種」を選びます。
そして、「その業界や業種において、中国語を使ってどんなビジネスができそうか」、「中国語を習得した経験をどう活かせるか」を考えてみましょう。
これには「中国語を勉強した」ことが前提になりますので、担保として中国語の資格も取得しましょう。
「自分がやりたいこと」を軸にする
就職や転職をするときは、「自分がやりたいこと」を軸にして選ぶのがおすすめです。
具体的には、「自分が興味のある業界や業種」を選ぶようにします。
既に述べた通り、中国語は単なるツールであり、重要なのは「何をどうするのか」です。
「何をどうしたいのか」という希望と仕事の内容がズレていると、仕事をやってみたら「なんか思ってたのと違う」と感じてしまう可能性があります。
例えば「中国語を活かせる」という理由で海外営業職に応募するにしても、その仕事においてやるのは「営業」です。
中国語を使った営業をやっていくわけです。
「そもそも営業が苦手だ」とか「その会社の製品に興味がない」という場合だと、後々辛くなってくると思います。
業務内容についてのミスマッチを減らすために、中国語だけではない「やりたいこと」を明確にしておきましょう。
おすすめの方法は、「中国語を使う機会がないとしても、その仕事をしたいかどうか」を考えてみることです。
中国語を使ってビジネスをやるアイデアを考える
「興味のある業界や業種で、中国語を使ってどんなビジネスができるか」を考えてみましょう。
中国語を使う機会を与えられるのを待つのではなく、自分から提案していこうというわけです。
あなたにしか生み出せないアイデアや主体的な姿勢が、あなたの価値を高めてくれます。
まずは興味のある会社や業界、業種のことを徹底的に調べて、中国語を活かせるポイントはどこなのかを考えてみましょう。
正しいかどうかは二の次で、「自分なりの意見」と、「それを導くまでのプロセス」が重要だと思います。
中国語を身に付けた経験を武器にする
中国語を習得するために、継続的な努力をしたことも重要になります。
「中国語に対する情熱」と「目標を達成するために努力できる」というところを見せるためです。
中国語を勉強してくる過程で、苦労したことや達成感を感じたことはありましたか?
もしあったら、それを自分の人間性や人間的な強みと結びつけるといいかもしれません。
学習経験を整理して伝える
まずは中国語の学習経験を整理してみましょう。
- どうして中国語を勉強しようと思ったのか
- 中国語を習得するためにどんな行動をしたのか
- 途中どんな困難があったのか
- それを克服するためにどんな工夫をしたのか
- その結果はどうだったのか
こういったことを整理して話せるようにしておくと、中国語にかける情熱が伝わると思います。
自分の人間性や強みを伝える
中国語を習得した経験を、自分の人間性や強みと結びつけてみましょう。
- 行動力
- 向上心
- 継続力
- 忍耐力
- 学習力
- 発想力
中国語を習得するためには、ちょっと考えただけでも上記のような特性が必要です。
あなたの性格や経験を踏まえつつ、上記のような特性と中国語の学習経験を絡ませるといいかもしれません。
資格があると更に効果的
中国語の資格は、特別な理由でもない限り取得しておくのがおすすめです。
その理由としては、資格を持っていると説得力があるからです。
「中国語ができる」とだけ言われても、聞き手は「本当にできるのか」、「どの程度できるのか」といった疑問を持つでしょう。
具体例を挙げて、中国語の能力を証明しなければなりません。
中国語の能力の証明として、最も分かりやすいのは「検定」という明確な結果を出すことです。
「私は中国語ができるので、それを使ってこんなビジネスをしたい」という提案は、「中国語ができる」ことが前提になっています。
ここに疑念を持たれてしまったら説得力がなくなります。
そうならないために、「中国語の資格」という担保も合わせて提示し、説得力と信頼感を高めましょう。
今回の記事は以上となります。
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