HSK5級の作文の対策と書き方【テンプレートを公開します】

机の上に雑貨が散乱している様子

HSK5級を受けるあなた、自由作文の対策はできていますか?

与えられた条件で80文字の中国語文を作るのは結構難しいですよね。

私もHSK5級の作文には苦戦した経験があって、「中国語を聞いたり読んだりできるのに、自分で中国語の文を作るとなると中国語が全く出てこない」という問題にぶつかっていました。

かつての私と同じような悩みを持った方や、

「HSK5級の作文の書き方が分からない」

「作文対策の勉強法が分からない」

という方に向けてこの記事を書いています。

HSK5級の作文対策としては、「何を書くのか」というテンプレートを事前に決めておくのがコツです。

私は「何を書くのか」を自分なりに決めたことで、「作文のときに中国語が出てこない」ということがなくなりました。

それがHSK5級の取得にも繋がったと思っています。

この記事では、HSK5級の作文の対策と、おすすめの勉強法をご紹介します。

注意点としては、HSK5級の作文は第1部分と第2部分に分かれています。

第1部分は並べ替え、第2部分は自由作文の問題ですが、この記事でフォーカスするのは第2部分の自由作文です。

第1部分の並べ替えのコツは以下の記事で紹介しています。

»中国語の並び替えのコツ【HSK/中検対策に役立つ】

HSK5級作文のテンプレートを作る

水が入ったコップとペンが並んでいる画像

まず、HSK5級の自由作文問題の内容は下記の2つです。

Part 1:単語が与えられ、与えられた単語を使って80字程度の中国語文を作る。

Part 2:写真が与えられ、与えられた写真に関する80字程度の中国語文を作る。

それぞれの問題に対して、「何を書くのか」というテンプレートを事前に決めておきます。

与えられた単語を使って80文字の文を作る問題

5つの単語が与えられ、その単語を全て使って80文字前後の文を作る問題です。

この問題にかかる前に決めておくべきことは、「文章のテーマ」です。

そして、問題を解く手順は下記のようになります。

  1. 文章のテーマをあらかじめ決めておく
  2. 単語1個につき単文を1個作る
  3. それらの単文を組み合わせて筋が通った文章にする

具体的なイメージとして、下記の問題を解いていきたいと思います。

请结合下列词语(要全部使用),写一篇 80 字左右的短文。

元旦、放松、礼物、表演、善良

出展:汉语考试服务网

1.文章のテーマをあらかじめ決めておく

作文を始める前に、自分が何についての文章を書くのか、「文章のテーマ」をあらかじめ決めておきましょう。

自分が書けそうなテーマを事前に決めておき、そのテーマに合わせて文章を作った方が簡単だからです。

どんなテーマでも大丈夫です。

例を挙げますね。

家族/故郷/友だち/学校/仕事/テレビ/昨日あったこと…

等々、自分で一番書きやすそうなテーマを決めておきましょう。

与えられた単語を見てから何についての文章を書くのかを考えるのは結構難しいと思います。

5個の単語に一貫性や共通点みたいなものがあればいいと思いますが、一見関連性のなさそうな単語を与えられることも多いからです。

というわけで、今回は「家族」というテーマで作文したいと思います。

2.単語1個につき単文を1個作る

与えられた単語5個を使って文を作っていくわけですが、まずは単語1個につき単文を1個ずつ作ります。

いきなり5個の単語を全て使って文章を作るのは難しく、文章も短くなりがちです。

 

今回の単語は、「元旦、放松、礼物、表演、善良」です。

これらの単語1個につき単文を1個作っていきます。

 

  • 今天是元旦
  • 在老家可以放松 
  • 我带礼物回家
  • 我们去看表演
  • 我家人都很善良

 

こんな感じで、5個の単文ができました。

 

単文を作るときのコツとしては、あらかじめ決めたテーマに関連する内容の単文を作ることです。

今回の場合は「家族」だったので、家族に関する単文を意識して作りました。

 

3.単文を繋ぎ合わせて80文字の文章を作る

最後のステップです。

上記の5個の単文を繋ぎ合わせて、まとまった文章にしていきます。

 

今天是元旦,我要回老家放松放松。我也要给家人带些礼物回老家。晚上可能要跟家人一起去寺庙,看过年的表演节目。我喜欢跟家人一起过元旦,因为我觉得我家人都很善良

 

これで79文字です。

上記の5個の単文をそのまま使う必要はなくて、必要に応じて変更を加えてしまって大丈夫です。

 

テーマを変えてやってみましょう。

例えば、事前に「友だち」に関する文章を作ることを決めていたとします。

 

まずは、与えられた単語1個につき単文を1個作ります。

 

  • 元旦那一天我跟朋友见面了
  • 我跟朋友过得很放松
  • 朋友给我送礼物
  • 我跟朋友一起去看表演
  • 我朋友很善良

 

これで作文をしてみますね。

 

昨天我跟一个朋友一起玩,是去年元旦以来很久没见的朋友。这个朋友性格很善良,昨天他给我送了礼物,还带我去剧院看很精彩的表演。晚上我们一起去吃了饭,我们都过得很放松

 

これで82文字です。

「元旦」は無理やり入れた感がありますが、一応まとまった文章は書けました。

 

与えられた写真に関する文を作る問題

写真が与えられ、その写真に関する80文字程度の文章を作る問題です。

この問題にかかる前に決めておくのは、「文章に入れる要素と順番」です。

具体的には、下記の順番で文章を作ることです。

  1. 登場人物の説明
  2. いつ
  3. どこで
  4. どうした
  5. なぜ
  6. 今は何をしているか
  7. そしてどうなったか

これがテンプレートになります。

実際にやってみましょう。

例として、「ウォーターサーバーの前でスーツ姿の男女が話している写真」が与えられたとします(《汉语考试服务网》の過去問を参照)。

例えばこんな感じです。

【例1】ウォーターサーバーの前でスーツ姿の男女が話している写真

(1) 我在一家金融公司工作(2) 今天上午在休息室喝水的时候(3) 偶然碰到了我高中时的同班同学(4) 她说她也在同一个办公楼上班,真神奇!(5) 我们聊了一会儿,聊得很开心(6) 我们还约好了下了班一起去吃饭

 (1) 登場人物の説明

 (2) いつ/どこで

 (3) どうした

 (4) なぜ

 (5) 今は何をしているか

 (6) そしてどうなったか

これで88文字です。

別の問題もやってみますね。

今度は「『釣り禁止』の看板の写真」が与えられたとしましょう。

作文はこんな感じです。

【例2】『釣り禁止』の看板の写真

(1) 我很喜欢钓鱼,每个周末去海边钓鱼(2) 可是昨天下午去钓鱼的时候(3) 发现在我平时钓鱼的地方有了一个牌子(4) 上面写着从今天起为了环保这里不能钓鱼(5) 我感到真倒霉,但是我也觉得环保很重要(6) 所以只能默默地回家了

 (1) 登場人物の説明

 (2) いつ/どこで

 (3) どうした

 (4) なぜ

 (5) 今は何をしているか

 (6) そしてどうなったか

これで98文字です。

HSK5級の作文の勉強法

万年筆と花の画像

テンプレを使うとはいえ、文章を書く練習はちょっとでもやっておいた方がいいです。

テンプレはあくまでも作文をサポートするためのものであって、作文を書いたことがなくてもいきなり作文を書けるようにはなりません。

そんな魔法のような方法があったら誰も苦労しませんね。

中国語で日記を書く

日記を書くのはHSK5級の作文対策として効果的です。

文章を書くための練習になります。

HSK5級の作文対策として中国語で日記を書くときは、下記の3点を意識してみると効果的だと思います。

  • 文字数は80~100文字
  • 内容は深く考えない
  • できるだけHSK5級の単語を使う

特に、HSK5級の単語を使って日記を書くのはおすすめです。

中国語の作文を練習しながら語彙力も強化できるので、一石二鳥です。

HSK5級の頻出単語リストを参照してもいいと思いますし、過去問に出てきた知らない単語を使ってもいいと思います。私は後者がおすすめです。

中国語の日記の書き方は以下の記事で紹介していますので、ご覧ください。

»参考:中国語日記で語学力上達!書き方や例文も紹介

過去問や模擬問題の模範解答を書き取る

HSK5級の作文問題の模範解答を書き取るのも効果的です。

模範解答を書き取りながら、作文問題の解答のコツを掴めるようにしましょう。

「ただ書き取るだけじゃ作文の練習にならないのでは?」と思いますよね。

確かに、ただ何となく模範解答を書き写していても効果は薄いと思います。

そのため、模範解答を書き取るときは「話の流れ」や「文章の構造」を意識するといいですね。

文法知識を確認しておく

文法知識はしっかり確認しておきましょう。作文において、文法知識は本当に大事です。

日記を書いたりHSK5級の過去問の模範解答を書き取ったりするなかで、文法事項も同時に確認しておくといいと思います。

 

文法事項を確認するといっても難しいことはなくて、「意味が分からない文章があったらその都度調べるクセをつける」だけでオッケーです。

 

文法書を持っておくと、文法関係で分からないことが出てきたときにすぐ調べられて便利です

中国語の文法書は結構な数がありますが、使いやすい文法書を一冊持っておけばいいでしょう

 

私のおすすめは《Why?にこたえるはじめての中国語の文法書》です。

中国語の文法が網羅的に、且つ分かりやすく解説されています。

文体が講義調で読みやすいのもポイントです。

 

今回の記事は以上となります。

HSK5級の作文の書き方をご紹介してきました。

 

HSK5級の作文問題は配点が高いだけに、ここで得点を伸ばせればHSK5級180点以上に大きく近づけます。頑張っていきましょう!

 

ちなみに、以下の記事ではHSK5級対策の全体像を紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。

»参考:HSK5級の勉強法【ポイントは過去問×語彙力×文章力】

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