中国語単語の覚え方は「単語帳」がおすすめ【中検・HSK対策も】

HSK

「中国語の単語を覚えたいと思うけど、うまくいかないなぁ…」

「単語はどうやって覚えるのが一番いいんだろう?」

「単語の覚え方を知りたい!」

こんなお悩みを解決します。

 

単語の覚え方として、僕のおすすめは「単語帳(暗記カード)を使うこと」です。

特に、大量の単語を効率よくインプットできます。中国語検定やHSKの対策として単語を覚えたいと思っている人にはかなりおすすめです。

 

かく言う僕も中検1級を目指して単語を猛勉強中です。

今回ご紹介する勉強法で、1ヶ月で約3000語をインプットしました。

その結果、『絶対合格!中国語検定準1級・1級トレーニングブック』の正答率が大幅アップしました。

  • 解いた問題:1回目(7月)の成績(同正答率)→2回目(8月)の成績(同正答率)
  • 1級空欄補充問題(125問):70問正解(56%)→118問正解(94%)
  • 1級類義語・説明の選択問題(140問):81問正解(57%)→115問正解(82%)
  • 1級長文問題(40問):29問正解(76%)→35問正解(88%)

その方法を解説します。

 

単語の覚え方は「単語帳(暗記カード)」がおすすめ

単語の覚え方は様々ですが、僕のおすすめは「単語帳(暗記カード)を使うこと」です。

ここで言う単語帳は『キクタン』のような市販の単語集ではありません。

単語帳とは、リング状になっていて、表側に単語、裏側に意味が書いてあるものです。使うときは表側を見て単語を覚え、裏側を見て意味を確認します。

単語帳をおすすめする理由を簡潔に言うと、効率がいいからです。

 

単語を覚えるという1点に絞って言うなら、他のどんな参考書や勉強法よりも勉強時間に対する効果が大きいと言えます。

中国語検定やHSKの対策で単語を覚えるときも、単語帳が役立ちます。

 

なぜ単語帳は効率よく単語を覚えられるのでしょうか?

 

単語帳のメリット

単語帳が単語を効率よく覚えられるのは、下記のメリットがあるからです。

  • 機能が「単語の暗記」だけに集約されている
  • 外の隙間時間に勉強できる
  • 後から追加・編集できる

 

機能が「単語の暗記」に集約されている

単語帳の第1のメリットは、単語の暗記に集中できることです。

単語帳の機能が「単語の暗記」だけに集約されているからです。

 

単語帳は1ページのボリューム的に、発音や文法が入る余地がありません。

学習者の意識は、必然的に単語の暗記だけに向けられることになります。

結果として、単語を覚える能率が上がります。

 

外の隙間時間に勉強できる

単語帳は隙間時間を上手に使って勉強できます。

ポケットサイズで、持ち運びが便利だからです。

 

ちょっとした隙間時間に勉強できるのは軽視できないメリットです。

と言うのも、単語暗記は「積み上げ式」の勉強だからです。

 

1分、10秒といったわずかな時間でも、勉強すればした分だけ単語の知識が積み上がっていきます。

「電車を待つ3分で単語10個勉強する」という感じで、隙間時間に少しずつ積み上げていくことが、大きな成果につながります。

 

後から追加・編集できる

単語帳の第3のメリットは、自分に合った単語帳を作れることです。

自由に単語を追加したり、情報を編集できるからです。

 

知らない単語に出会ったときは即座に単語帳の最後のページに追加できます。

覚えにくい単語については、ページの余白に情報(類義語・対義語、用例など)を追記して印象に残りやすくできます。

 

市販の単語集のように決まった型がないので、自分の使いやすいようにカスタマイズしていけます。

自分に合わせて改良を加えていくことで、単語を覚える能率がかなりアップします。

 

単語帳のデメリット

単語帳のデメリットは、「実際にその単語を会話で使えるとは限らない」ことです。

単語帳はインプットに特化しているからです。

 

単語帳で覚えた単語は、読んだり聞いたりすれば意味を理解できるようになっています。

一方、その単語を会話で使えるとか、その単語を使って作文ができるとは限りません。

 

単語帳は良くも悪くもインプット特化です。

中国語検定やHSKの対策のために単語の知識をつけるという意味では、単語帳は素晴らしい方法です。

 

しかし、その単語を会話で使いこなせるかどうかは別問題です。

僕もリスニングや読解に役立つ語彙力は大きく伸びたと実感する反面、会話において使う単語は増えていないと感じています。

会話で使う語彙を増やしたいなら、作文のようなアウトプット形式のトレーニングが必要です。

 

総じて、単語帳は「大量の単語をインプットしたい」とか「中国語検定/HSKの対策で単語を覚えたい」と思っている人に最適です。

ここからは、僕が実践している、単語帳を使った具体的な勉強法をご紹介します。

 

単語帳を使った勉強法

単語帳を使った具体的なアクションプランをご紹介します。下記の通りです。

 

単語帳を使った勉強法
  1. 問題集やネットから知らない(覚えたい)単語を書き出す
  2. 上記単語の一覧表を作る
  3. 一覧を参考にして単語帳を作る
  4. 毎日勉強する(復習も忘れずに)

 

まずは単語帳を使って覚えたい単語をはっきりさせます。

僕は『絶対合格!中国語検定準1級・1級トレーニングブック』の問題文から知らない単語を抜粋しました。

 

次に、覚えたい単語の一覧表を作ります。

覚えたい単語が整理されていると単語帳を作りやすくなるからです。

 

それから、覚えたい単語の一覧表を参考にして単語帳を作ります。おすすめは「表側にピンイン、裏側に漢字と意味を書く」ことです。

表側に漢字を書くと、漢字を頼りに意味を推測できてしまうからです。その単語を覚えられていないのに、覚えているという勘違いをしてしまいます。

勘違いをしないようにするためにも、表側はピンインだけを書き、裏側に漢字と意味を書きましょう。

 

最後に、作った単語帳を毎日使って勉強します。ポイントは「毎日勉強する」ことです。

人間は忘れる生き物だからです。1日でもサボってしまうと、それまでに覚えた単語の知識は確実に薄れます。

せっかく頑張って覚えたのに、覚えた端から忘れてしまうのはもったいないですよね。

そうならないためにも、毎日勉強する習慣をつけましょう。

 

単語帳はアプリがおすすめ

単語帳は紙でもアプリでも大丈夫です。ただ、僕のおすすめはアプリです。

単語帳を作ったり修正したりするのが簡単だからです。

 

覚えたい単語が多いと、紙の単語帳は作るのに時間と手間がかかります。

後から情報を追記したり、新しい単語を追加したりするのも大変です。

 

アプリならパソコンで簡単に単語帳を作れますし、後からの追記や追加も簡単です。

スマホがあればいつでもどこでも勉強できるのもメリットです。

 

アプリは『Anki』がおすすめ

具体的なアプリを挙げると、僕のおすすめは『Anki』です。

 

パソコンで単語帳を簡単に作ったり編集したりできます。

また、個人の習得状況を自動で記録して、復習のタイミングを自動で判断してくれます。ちょうど忘れた頃に復習できます。

 

総じて、手軽さと効果の両面で『Anki』は最高だと思います。

『Anki』のアプリはGoogle PlayApple Store、パソコン用は『Anki』のウェブサイト(英語)からダウンロードできます。

興味があれば覗いてみてください。

 

今回は単語の覚え方として「単語帳(暗記カード)を使う」方法をご紹介しました。

「単語をもっと覚えたいけど、どうやって覚えるのがいいんだろう?」と疑問に思っていたら、是非試してみてください!

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