HSK6級のリスニング【スコアUPのコツと勉強法】

北京の青空、ビル群の画像

HSK6級のリスニング、とても難しくありませんか?

今回は、HSK6級のリスニングについての記事です。

「HSK6級のリスニングができるようになりたい!」

「HSK6級のリスニングで得点を伸ばすコツを知りたい」

「リスニングの勉強法を知りたい」

「役に立つ教材を知りたい」

という方に向けて記事を書いています。

私はHSK6級を3回受けて、1回目は不合格、2回目と3回目は合格でした

私が初めてHSK6級を受けたときは、リスニングは1割くらいしか聞き取れないという有様でした

結果的にHSK6級の試験も不合格になってしまいました

しかし、その後はHSK6級に二度挑戦し、二度とも合格することができました。

リスニングのスコアもまあまあでしたが、HSK6級初挑戦で惨敗だったことを考えるとそれなりに進歩したと思います。

HSK6級に再挑戦したときのスコアを貼っておきます。

私が2014年に受けたHSK6級のスコア
私が2015年4月に受けたHSK6級、リスニングは84点

この記事では、私の経験を踏まえつつ、HSK6級のリスニングの勉強法やコツをご紹介します。

HSK6級を勉強中の方に参考にしていただけると幸いです。

HSK6級のリスニング出題内容

北京の道路、夕暮れの画像

HSK6級のリスニングは、第1部分から第3部分までの3つのパートに分かれています。

HSK6級のリスニング出題内容

引用:HSK日本実行委員会

第1部分、第2部分、第3部分は問題内容がそれぞれ異なります。

問題内容がパートごとに異なるので、問題を解くコツもパートごとに異なります。

まずはパートごとの問題内容を把握しておきましょう。

HSK6級のリスニングの難点

HSK6級のリスニングはどうしてこんなに難しく感じるのでしょうか?

リスニングのどんなところが難しいのか分かれば、解決策も見えてきそうですよね。

というわけで、私が感じる、HSK6級のリスニングの難点をまとめてみました。

HSK6級リスニングの難点
  • ひとつの問題文に対して、質問が3~5問設定されている(第2部分、第3部分) 
  • 問題文が長い
  • 中国語の読まれるスピードが速い
  • 問題文は1回しか読まれない

こんなところでしょうか。

上記4点を解決していけば、HSK6級のリスニングのスコアアップも見えてきます。

HSK6級のリスニング対策のポイント

上記の点を踏まえて、HSK6級のリスニング対策のポイントを考えてみましょう。

私がまとめたHSK6級のリスニング対策のポイントは下記の通りです。

HSK6級リスニング対策のポイント
  • 3つのパートごとに対策を行う
  • 問題文の長さと速さに慣れる
    • 1回聞いただけでも問題文の内容を大方把握できる
    • ひとつの問題文に対して複数の質問が設定されていても答えられる

こんな感じになると思います。

まずは、第1部分、第2部分、第3部分という3つのパートごとのコツをご紹介します。

パートごとの解答のコツ

北京のビル群、夕暮れの画像

リスニング問題を解答するときのコツを、パートごとにご紹介します。

  • 3つのパートごとに対策を行う ← ここを解説します
  • 問題文の長さと速さに慣れる
    • 1回聞いただけでも問題文の内容を大方把握できる
    • ひとつの問題文に対して複数の質問が設定されていても答えられる

全てのパートに共通して言えること

全てのパートに共通しているのは、

問題文を聞く前に、事前に選択肢に目を通しておく」

ことです。

それには、下記の二つの理由があります。

  • 事前に解答の選択肢を知っておくことで、問題文の内容をある程度予測することができて、問題文を聞くときの助けになる
  • 選択肢に目を通すことができるタイミングが、問題文を聞く前しかない

HSK6級のリスニングの問題文は、(学習者にとっては)かなり早いスピードで読まれます。

問題文が読まれている間は、耳に意識を集中させて聞きましょう。

問題文のスピードに追い付けず、大事な情報を聞き逃したり、話の流れを見失ったりします。

問題文が読まれている間は、選択肢を見ている余裕はありません。

問題文が読まれる前に、選択肢には必ず目を通しておきましょう。

第1部分

第1部分は短文を聞いて、短文の内容と一致する選択肢を選ぶ問題です。

第1部分のコツは、

「問題文に使われている単語を含む選択肢を選ぶ」

ことです。

例えば、解答の選択肢が、

  1. 女儿正在找工作
  2. 女儿想去英国留学
  3. 她父亲坐地铁上班
  4. 她父亲喜欢喝咖啡

とあって、問題文が、

「……想在“英国”的一所大学读书,……」

と読まれたら、正解は「B. 女儿想去英国”留学」の可能性が高いということです。

ただし、例外もあります。

できれば「問題文をちゃんと聞き取って内容を理解する」に越したことはありません。

HSK6級のリスニングの過去問や模擬問題を繰り返し解いて、臨機応変に対応できるようにしておきましょう

第2部分

第2部分は2人の会話を聞いて、会話の内容に関する質問の答えとして正しい選択肢を選ぶ問題です。

第2部分のコツは下記のようになります。

  • 質問は会話の流れに沿って設定されているので、質問に対して、問題文が今どのあたりを読まれているのかをチェック
  • 問題文が長いので、全て聞き取って覚えようとしない
  • 解答をピンポイントで探すようなイメージ

こんなところです。

これは実際にスクリプトを見ると分かりやすいと思います。

HSK6級リスニング第2部分の検証画像
HSK6級リスニング第2部分、問題文中の解答の箇所

問題は「汉语考试服务网」で無料公開されているものを拝借しました。

「質問が会話の流れに沿って設定されている」のがお分かりでしょうか?

上の画像の問16~20のうち、問17の答えだけはピンポイントで探すことができませんでした。

問17の答えは会話の端々に何度も登場しているためです。

2人が何について話しているのかが分かれば、問17も正解を導き出せると思います。

「基本的に、質問は会話の流れに沿って設定されている」

ということを意識しておきましょう

第3部分

第3部分は問題文を聞いて、問題文の内容に関する質問の答えとして正しい選択肢を選ぶ問題です。

第3部分のコツは下記の通りです。

  • 問題文一つあたり質問は3~4つなので、問題文を聞く前に“その問題の範囲”をチェックして、問題用紙にメモしておく
  • 質問は話の流れに沿って設定されているので、第2部分と同じく質問に対して、問題文が今どのあたりを読まれているのかをチェック

これもスクリプトを見ながら検証してみます。

HSK6級リスニング第3部分の検証画像

こちらの問題も「汉语考试服务网」のものです。

話の流れに沿って質問が設定されているのが分かりますよね。

第3部分の注意点は、「問題文1つあたりに設定された質問の数が固定ではない」ということです。

問題文一つあたりの質問の数は3つ、或いは4つです。

どちらになるかは問題文の直前までわかりません。

問題文が読まれる直線に

「第〇〇题到△△题是根据下面一段话」

という感じで、「何番から何番までの質問に答えるか」を教えてくれます。

大事な情報になりますので、忘れないようにメモしておきましょう。

HSK6級のリスニング、パートごとのコツは分かりましたか?

あとは、“聞くこと”の練習を繰り返していきます

ここからは、リスニングの練習法をご紹介していきます

HSK6級のリスニングの勉強法

北京の夜景、ビル群、道路の画像

HSK6級のリスニングの勉強法をご紹介します。

  • 3つのパートごとに対策を行う
  • 問題文の長さと速さに慣れる ← ここを解説します
    • 1回聞いただけでも問題文の内容を大方把握できる
    • ひとつの問題文に対して複数の質問が設定されていても答えられる

結論からいくと、HSK6級のリスニングの勉強法は下記の3つが軸になります。

  1. HSK6級の過去問を解く
  2. 中国人の生の発音を聞く
  3. ディクテーションをする

いずれも、狙いは「HSK6級リスニングの問題文の長さと速さに慣れる」ことです。

問題文の長さと読まれるスピードの速さに慣れれば、1回聞いただけでも問題文の内容は大体把握することができます。

そうすると、質問にも答えられるようになります。

1.HSK6級の過去問を繰り返し解く

HSK6級の過去問や模擬問題を繰り返し解きましょう。

狙いは先述の通りで、HSK6級のリスニングを繰り返し解くことで、問題文の長さと読まれるスピードの速さに慣れることです。

HSK6級のリスニングに慣れたいわけですから、「HSK6級のリスニング問題を繰り返し聞いて解く」のが一番の近道です。

過去問や模擬問題を繰り返していると、HSK6級のリスニング問題の出題傾向が分かってきます。

それを基にすれば、正解を導くためのコツを自ずと掴むこともできます。

HSK6級の過去問でリスニングを強化するコツ

過去問や模擬問題を使ってリスニングを強化するためのコツは、下記の通りです。

  • HSK6級試験本番のリスニングと同じ形式で問題を解く
  • 問題を解き終わったら必ず復習をする

復習をしないと「問題を解いたら解きっぱなし」になってしまい、あまり進歩がありません。

HSK6級のリスニングの過去問や模擬問題を解いたら、毎回必ず復習するようにしましょう。

リスニングを強化するための問題の解き方【具体例

HSK6級の過去問や模擬問題をただなんとなく解いても効果はあります。

が、上記の点を踏まえると、過去問や模擬問題をただ解くだけよりもっと効果的な勉強法があります。

下記の通りです。

  1. HSK6級のリスニング問題を解く
  2. 答え合わせをする
  3. 間違えた問題の解説を読む
  4. スクリプトを見て、知らない単語をチェックする(線を引いたりマーカーで塗ったりしておくのがおすすめ)
  5. 知らない単語を調べて、覚える

このサイクルを繰り返しましょう。

繰り返しになりますが、過去問や模擬問題を活用してリスニングを強化していく上で、大事なのは“復習”です。

上記のステップでいくと、「3. 間違えた問題の解説を読む → 4. スクリプトを見て、知らない単語をチェックする → 5. 知らない単語を調べて、覚える」の部分が復習にあたります。

»参考:HSK6級過去問や役立つ参考書まとめ【無料コンテンツあり】

2.中国人の発音を生で聞く

北京の夜景、鳥の巣の画像

中国人の発音を生で聞くのもリスニングの強化になります。

ネイティブの実際の中国語は、HSK6級のリスニングの音源と比較すると聞き取りにくかったり、スピードが速く感じます

それだけ聞く側のリスニングも鍛えられます

中国人の実際の発音を聞くにはどうすればいいのでしょうか?

留学する

理想としては、「中国に留学する」ことでしょう。

中国語一色の環境にいると耳も中国語漬けになりますし、リスニングもあっという間に上達します。

留学へ行けるチャンスがあれば、是非行ってみるといいと思います。

とは言っても、実際にはそう簡単に留学できるものではありませんよね。

留学へ行けない人はどうすればいいのでしょう?

中国人の友だちと話す

中国人の実際の発音を聞くには、中国人の友だちと話すのも効果的です。

実際に会って話してもいいですし、電話するだけでも効果的です。

LINEやWeChat(微信)なら、“ボイスメッセージ”を使うのもおすすめです。

周りに中国人の知り合いがいないという方にも、別の方法が残されています。

中国のテレビ番組を見る

中国のテレビ番組を見ることによって中国人の生の発音を聞き、リスニングを強化するという方法です。

中国のテレビ番組の良いところを考えてみました。

 

  • 中国のテレビ番組の出演者が話すスピードはHSK6級のそれよりも速いくらいなので、リスニングを強化するのにはもってこい
  • だいたいは中国語の字幕が表示され、ニュースなら原稿を見られる場合もある。

 

特に字幕や原稿があるのは大きいです。知らない単語を調べたり、復習に活用したりすることができますね。

 

「留学する・中国人の友だちと話す・中国のテレビ番組を見る」のどれかひとつでもいいので、是非試してみてください

 

3.ディクテーションをする

“ディクテーション”という勉強法があります。

ディクテーションはリスニングを強化するのに効果的な勉強法です。

もちろん、HSK6級のリスニング対策としても有効です。

 

HSK6級のリスニング対策における、ディクテーションの効果を考えてみました。

 

  • 中国語の音の掴み方がわかる
  • 自分自身が正確に聞き取れていない音がわかる

 

HSK6級のリスニング問題を使ってディクテーションをするときは、

「中国語の音声を聞いたら“ピンイン → 漢字”の順番で書いていく」

のがおすすめです。

 

ディクテーションの方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

»参考:中国語のディクテーションの効果と方法を紹介

 

HSK6級のリスニングに効果的な勉強法は、

  • HSK6級の過去問(リスニングの部分)を解く
  • 中国人のリアルな発音を聞く
  • ディクテーションをする

です

ここからは逆に、「いろんなところで推奨されてるけど、やらなくてもいいんじゃないか」と思う勉強法をご紹介します

 

HSK6級のリスニング対策でやらなくてもいいこと

北京の夜景、道路の画像

HSK6級のリスニングの効果的な勉強法として、「HSK6級の過去問を解く・中国人の生の発音を聞く・ディクテーションをする」をご紹介してきました。

おすすめの勉強法がある一方で、逆に、「やらなくてもよかった」と思う勉強法もあります。

それは「シャドーイング」と「音読」です。

 

シャドーイング

シャドーイングはやらなくてもいいと思います。

なぜかと言うと、時間がかかりすぎるからです。

 

シャドーイングは決して無駄にはなりませんが、時間もかかります。

シャドーイングをやってる時間があったら、HSK6級の過去問や模擬問題を解いたほうがいいと思います。

 

音読

音読もやらなくても大丈夫です

音読をやらなくてもいい理由は、シャドーイングと同じく、時間がかかるからです。

 

シャドーイングと音読は総合力を強化するための勉強法です

シャドーイングと音読は「聞く・話す・読む・書く」という総合力は鍛えられますが、HSK6級のリスニングの得点を伸ばすためには「聞く」スキルを強化するのが先決です

 

シャドーイングと音読は時間と労力がかかる代わりに、「聞く」スキル以外のスキルも総合的に強化できるというメリットがあります。

HSK6級のリスニング対策は、少しでも多くの時間と労力を「聞く」スキルを強化するために使った方がいいと思います。

シャドーイングや音読とは噛み合いません。

 

HSK6級のリスニング対策に使えるもの

最後に、HSK6級のリスニング対策に使えるものをご紹介します。

 

HSK 公式過去問集 6級

HSKの公式過去問集シリーズの6級です。

HSK6級の過去問が5回分収録されていて、ボリュームは十分です。

まずはこの過去問5回分を徹底的にやり込むといいでしょう。

 

耳を鍛えて合格! HSK6級リスニングドリル

こちらはHSK6級のリスニングに特化した教材です。

HSK6級の公式過去問集を完璧にやり込んだら、このリスニングドリルもおすすめです。

 

央视网(ウェブサイト)

中国のテレビ番組を見られるサイトです。

リスニングの強化に、上記の教材と合わせて活用するのがおすすめです。

 

今回の記事は以上となります。

今回は、HSK6級のリスニングのコツ勉強法をご紹介してきました。

 

『HSK6級のリスニング【スコアUPのコツと勉強法】』まとめ
  • HSK6級のリスニングは、それぞれのパートに解答のコツがある
    • 全パート共通:問題文を聞く前に、解答の選択肢に目を通す
    • 第1部分:問題文に使われている単語を含む選択肢を選ぶ
    • 第2部分:会話(問題文)の流れに沿って質問が設定されている、会話と問題用紙の選択肢を対照させつつ、解答をピンポイントで探す
    • 第3部分:第2部分と同じだが、問題文を聞く前に“その問題の範囲”をしっかり把握して、メモしておく
  • HSK6級のリスニングに役立つ、おすすめの勉強法は3種類
    • HSK6級の過去問を繰り返し解く
    • 中国人の生の発音を聞く
    • ディクテーションをする
  • シャドーイングと音読は時間がかかるため、やらなくても大丈夫

 

この記事をご覧くださったあなたは、HSK6級取得に向けて勉強中でしょうか。

この記事が参考になれば幸いです。

HSK6級の勉強法は以下の記事でも解説していますので、興味があればご覧ください。

»参考:HSK6級の間違い探しのコツを紹介

»参考:HSK6級の読解対策【私が合格した時の対策を紹介】

»参考:HSK6級の作文の書き方【3つのコツを紹介します】

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