中国語検定4級のレベルは?受ける意味はある?経験者が解説

中国語検定

「中国語検定4級を検討中だけど、実際はどれくらいのレベルなんだろう?勉強時間とか単語数の目安を知りたい。受ける価値のあるレベルなのかな?」

こんな疑問にお答えします。

 

中国語検定4級は「中国語の基礎をマスター」レベルです。

早ければ2、3ヶ月で合格できるので、初心者が最初に目指す目標に最適です。

 

かく言う僕は2012年から中国語を勉強しています。

中国語検定4級は同年6月に受験して合格しました。

その後中検準1級やHSK6級を取ってきましたが、中国語検定4級を通じて基礎をマスターしたことがその後のスキルアップに繋がりました。

もし中国語検定4級を受けなかったら、その後の勉強も全く違ったものになっていたと思います。

 

そんな僕の経験をベースに、中国語検定4級のレベルや意味を解説します。

 

中国語検定4級のレベル

中国語検定4級は中国語の基礎レベル。

合格すれば、中国語の基本知識をマスターしたことの証明になります。

 

この点は日本中国語検定協会の公式発表も、実際に受験した僕の見解も一致します。

 

中国語検定4級は、中国語の基本となる文法と単語が全体的に出題されます。

 

日本中国語検定協会の発表

日本中国語検定協会が発表している中国語検定4級のレベルは「中国語の基礎をマスター」です。

具体的な目安は下記の通りです。

 

平易な中国語を聞き、話すことができること。

学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第一年度履修程度。

発音(ピンイン表記)及び単語の意味、常用語500~1,000による単文の日本語訳・中国語訳。

引用:日本中国語検定協会

 

実際はどうだったか?

僕は2012年、中国語を初めて2ヶ月で中国語検定4級を取りました。

実体験した僕の見解も、中国語検定4級のレベルは「中国語の基礎をマスター」で間違いないと思います。

 

中国語検定4級を取った当時の僕のレベルは下記の通りです。

 

僕の中検4級当時のレベル
  • 平易な中国語の聞き取りと、単文の読み書きができる。
  • 単語を話せるものの、文を話すのは難しい。
  • 学習時間は約120時間(1日平均2時間を2ヶ月間)
  • 発音(ピンイン表記)を読めて、聞き分けられる。単語は約989語、それに加えて「如果~就」などの組み合わせが23パターン、「请问」「请多关照」などの常用表現が69種類。

 

上記の通りで、公式の発表とほぼ一致します。

 

中国語検定4級が中国語の基礎レベルということがわかったと思います。

それでは、基礎レベルである中国語検定4級を受ける意味はあるのでしょうか?

 

中国語検定4級を受ける意味

中国語検定4級は、目指す価値のある有意義な資格だと思います。

極論を言えば、「初心者はどんな目的があるにせよ、まず中国語検定4級を目指すべき」だと思っています。

 

その理由は下記の通りです。

 

  • 中国語の基本知識を習得できる
  • 履歴書に書ける

 

基本知識を習得できる

中国語を始めたばかりの人は、中国語検定4級を目指すのを強くおすすめします。

中国語検定4級の知識が全ての基本だからです。

 

例えば目標が「話せるようになりたい」の人も、知識のインプットは不可欠です。

基本知識は話す力(アウトプット)の土台だからです。

 

つまり大事なのは、基本知識の蓄えがなければ、アウトプットのスキルは上達しません。

土台となる知識があって初めて、その上にスキルを築けます。

 

ここで問題は「基礎知識とは具体的に何か?どんな知識のことなのか?」だと思います。

その答えは簡単です。

基礎知識とは即ち「中国語検定4級に出題される知識」です。

中国語検定4級の出題範囲を勉強すれば、他のことにあれこれ手を出さなくても、必要な基本知識を自然と身に付けられます。

 

履歴書に書けるか?

中国語検定4級は履歴書に書いてOKなレベルです。

中国語のスキルを証明することはできませんが、書き方を工夫しましょう。

 

スキルの証明にはならない

中国語検定4級は、中国語スキルの証明にはならないと思ってください。

 

中国語検定4級はあくまで「中国語の基本知識をマスターした」ことを証明する資格だからです。

つまり「これから中国語スキルを高めるために、必要な基本知識を学び終えた」ことを証明し、「中国語ができる」ことは証明しません。

 

「発展途上かつ前途有望」、これが中国語検定4級のレベルだと思います。

中国語ができることを証明するなら、中国語検定3級かHSK4級以上は欲しいです。

 

書き方を工夫しよう

もちろん、履歴書に書いて全く無意味なわけではありません。

これから中国語のスキルを高めていくための基礎が身に付いている証明になるからです。

 

ここは見せ方次第だと思います。

 

例えば、中国語検定4級は基礎をマスターしたレベルだと説明し、今後も中国語を続けるつもりだと言ったらどうでしょうか。

将来性をアピールできると思います。

 

また、中国語検定4級を取るにはそれ相応の努力が必要なことも理由です。

 

中国語検定4級は簡単な資格ではありません。

毎日1~2時間の勉強を2ヶ月以上続ける努力が必要です。

誰にでもできることではないと思いますし、その努力はアピールしていいと思います。

 

ここまで、中国語検定4級のレベルと受験する意味を解説してきました。

中国語検定4級は中国語の基礎をマスターしたレベルです。初心者はちゃんとした基礎知識を身に付けるためにも、中国語検定4級を目指すのを強くおすすめします。

参考までに、僕がやった中国語検定4級の勉強法をまとめています。興味があればご覧ください。

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