2020年の春節の期間は?春節の挨拶もまとめて紹介

赤い提灯

今回は、春節についての話題です。

春節とは太陰暦(旧暦)の正月のことで、春節の呼び方の他に「旧正月」等とも言ったりしますね。

中国では、春節は日本のお正月に相当し、中国の一番大きな祝日になっています。

日本ではあまり馴染みのない「春節」ですが、春節を祝う国は中国だけでなく中華圏、そしてそれ以外の地域にもたくさんあります。

そして日本にもお正月の挨拶として「明けましておめでとうございます」があるように、中国にも春節の挨拶があります。

この記事では、ちょっと気が早いのですが、2020年の春節の期間と、春節の時に使える挨拶をご紹介します。

2020年の春節の期間は?

ランタン

2020年の春節は、1月25日(土)です。

春節は1月25日(土)ですが、その前後に合わせて1週間の春節休みがあります。

春節の休みの期間は、春節の前日から1週間と決まっていますので、例年通りに行くと、2020年の春節休みは1月24日(金)から1月30日(木)ということになります。

ちなみに、春節の前日は中国語で「除夕/chúxī」と言い、日本の大晦日に当たります。

春節は中国語で「春节/chūnjié」と言いますが、他に「大年初一/dànián chūyī」という言い方もあります。

春節の風習や過ごし方は?

大量のランタン

中国人は春節をどのように過ごすのでしょうか。

順番に見ていきましょう。

1.「小年/xiǎonián」

春節前には「小年/xiǎonián」という祝日があります。

「小年」が何月何日かは国内共通で決まっているわけではなく、地域によってバラバラです。

例えば中国の北方地域は旧暦12月23日、南方地区は旧暦12月24日、江蘇・浙江・上海一帯では旧暦12月14日から旧暦12月30日の夜までがずっと小年だそうです。

「小年」は春節を迎えるための準備が始める日になります。

この日から家の大掃除をしたり、縁起物の飾付けをしたりといった春節の準備が始まります。

春節の代表的な飾りと言えば『逆さまになった「福」の字』と『春聯』でしょう。

ちなみに、なぜ「福」の字を逆さまにするのかというと、縁起がいいからです。

「逆さまになる」という意味の「倒」は「dào」と発音しますが、「来る、到着する」という意味の「到」も全く同じ発音「dào」となります。

そうすると、『「福」が逆さになった』の中国語「福了/fú dào le」は『福が来た』の「福了/fú dào le」と同じ発音になり、縁起がいいというわけです。

2.「除夕/chúxī」

春節の前日は「除夕」と言います。

除夕は一家揃って「年夜饭/niányèfàn」を食べながら「春晚/chūnwǎn」を見るのが伝統的な過ごし方になります。

「年夜饭」は除夕の夜に家族揃って食べる料理のことで、良い年を迎えられるよう縁起の良い料理が並びます。

 ◆代表的な「年夜饭」

  ・水饺/shuǐjiǎo(水餃子):餃子の形が昔のお金に似ていることから。北の方でよく食べられる。

  ・鱼/yú(魚):魚の「鱼/yú」と、「余裕があること」を意味する「余/yú」は同じ発音のため縁起がいい。「年年有/niánnián yǒu」と「年年有/niánnián yǒu(毎年余裕があって豊かである)」をかけている。

  ・汤圆/tāngyuán(白玉):「团团圆圆/tuántuán yuányuán(一家団欒)」とかけている。南の方でよく食べられる。

  ・面食/miànshí(麺類):「麺のように細く長く生きられるように」という願いがこもっている。

そして、「春晚」は毎年除夕に放送されるバラエティ番組で、日本の紅白歌合戦のようなイメージです。

内容は歌に踊り、そして「相声/xiàngsheng(中国の漫才)」等多種多様です。

また、除夕の夜中には爆竹と花火を盛大に鳴らす風習がありますが、最近は徐々に減ってきているようです。

3.「春节/chūnjié」から春節休み明けまで

春節当日は、日本の元旦のように家で家族と過ごすのが一般的なようです。

そして春節の翌日からは、隣近所や親戚の家へ新年のあいさつをしに行きます。

これを中国語で「拜年/bàinián」と言います。

春節の挨拶を中国語で言ってみよう

春節の時の広場

中国人は春節の時に「明けましておめでとうございます」を言います。

春節の挨拶にはいろいろな言い方がありますが、よく使われているのは下記のような言い方になります。

 ◆春節の主な挨拶

  ・新年快乐:基本的な「明けましておめでとうございます」

  ・恭喜发财:縁起のいい挨拶「(経済的に)豊かになりますように」

  ・大吉大利、心想事成、万事如意:相手の幸せを願う挨拶

  ・全家平安:相手の家庭を気遣う「平和な家庭でありますように」

私も中国の友だちや仕事で知り合った中国人とは、上記のようなフレーズを使って挨拶しています。

一番基本的な挨拶の「新年快乐」

春節の時の一番基本的な挨拶は「新年快乐/xīnnián kuàilè」です。

日本語の「明けましておめでとうございます」に相当する表現です。

この一言だけでも春節の挨拶としては十分ですし、丁寧な挨拶をするにしても、一言目はこの「新年快乐」から始めるといいと思います。

ちなみに、「新年快乐」の「乐」は日本語にはない漢字になっていますが、これは簡体字です。

日本語の漢字の「楽」に相当するもので、日本語の漢字で書くと「新年快楽」となります。

「新年快乐」の「新年」はそのまま、日本語の「新年」の意味ですね。

「快乐」は日本語の「楽しい」とか「満ち足りている」という意味がありますが、お祝いの挨拶で「おめでとう」という意味もあります。

「お祝いしたい出来事+“快乐”」で「~おめでとう」という意味になります。

縁起のいい挨拶の「恭喜发财」

「恭喜发财/gōngxǐ fācái」という挨拶もよく使われます。

とても縁起のいい挨拶で、上の「新年快乐」と合わせて使うこともできます。

新年快乐!恭喜发财!」という感じですね。

相手の幸せを願う「大吉大利」、「万事如意」、「心想事成」

「大吉大利/dàjí dàlì」、「万事如意/wànshì rúyì」、「心想事成/xīnxiǎng shìchéng」という言い方もあります。

3つとも相手の幸せを願う言い方で、春節の挨拶ではよく使われます。

「大吉大利」は良いことがありますように、というニュアンスがあります。

「万事如意」は「万事思いのままになりますように」という感じですね。

漢字を見ただけでもなんとなく意味が推測できると思います。

「心想事成」は「願いが叶いますように」という意味があります。

この3つは意味が似ていますが、同時に使っても大丈夫です。

例えば、「新年快乐!祝你在新的一年里万事如意心想事成!」と言ってもいいわけです。

ここの「祝你~」はお祝いのフレーズの先頭に付ける言葉です。

「在新的一年里~」は「新しい年に~」という意味ですね。

この2つを繋げて「祝你在新的一年里~」と言うと、「新しい年が~でありますように」という感じの意味になります。

相手の家庭の幸せを願う「全家平安」

相手だけでなく、相手の家庭の幸せを願うときは「全家平安/quánjiā píng’ān」と言います。

「全家平安」の「~平安」は無事であるとか安全であるといった意味があります。

例えば「一路平安」と言うと「道中お気をつけて」という意味になります。

「一路平安」というのもよく使う表現なので、覚えておくと便利だと思います。

その他便利なフレーズ

ここまで、私や周りの中国人がよく使う春節の挨拶を紹介してきましたが、それ以外にも使えると便利だと思ったフレーズがいくつかあります。

 ◆春節の挨拶で便利だった表現

  ・身体健康(身体健健康康):相手の健康を願う「健康をお祈りしています」

  ・每天都能过得开开心心的:相手の幸福を願う「楽しい毎日をお過ごしください」

  ・工作顺利、事业顺利:仕事の成功を願う「お仕事が順調にいくことを祈ります」

実際に中国人に春節の挨拶をするときは、ここでご紹介した挨拶を基にして文面を考えるといいと思います。

例を挙げますね。

 ◆定型文(例)

  ・新年快乐!恭喜发财!祝你在新的一年里(A)(B)(C)

 ◇(A)、(B)、(C)に入る言葉

  ・大吉大利,万事如意,心想事成の中から1~2つ

  ・身体健康

  ・工作顺利

  ・全家平安

  注)上記のフレーズは組み合わせ自由なので、全部使わないといけないわけではありません。相手に合わせて、最適だと思ったフレーズを選んでいくといいと思います。

 ◇(C)に入る言葉

  ・每天都能过得开开心心的

  注)長いので、AやBに入れると語呂が悪くなるかもしれません。入れるとしたら最後がいいと思います。

例えばこのようになります。

 新年快乐!恭喜发财!祝你在新的一年里万事如意心想事成每天都能过得开开心心的

2020年の春節は1月25日(土)です。

まだまだ先ですが、2020年の春節が来たら是非この記事を参考にして、中国語で「明けましておめでとうございます」を言ってみてくださいね。

言われた相手はきっと、新たな1年の始まりを幸せな気持ちで過ごせるはずです。