今回は、春節についての記事です。
中国では、“春節”は日本のお正月に相当し、中国の最も大きな祝日です。
一方、日本では春節を祝わないため、春節についてはあまり馴染みのない方が多いと思います。
春節は太陽暦(旧暦)の正月のことで、“春節”という呼び名のほかに“旧正月”などとも言います。
そして、日本にも「明けましておめでとう」というお正月の挨拶があるように、中国には春節のときならではの挨拶があります。
この記事では、2022年の春節の期間と、春節のときに使える挨拶をご紹介します。
更に、この機会に中国語を勉強してみようと思っている方に向けて、おすすめの中国語の勉強法をご紹介します。
2022年の春節の期間は?
春節は旧暦のため、毎年日付が変わります。
ただ、新暦と旧暦の関係上、新暦の1月21日~2月20日のどこかになることは決まっています。
2022年の春節は 2月1日(火) です。
そして、春節休暇は「春節の前日から始まって1週間」と決まっています。
そのため、2022年の春節休暇は【1月31日(月)~2月6日(日)】となります。
ただ、2022年の春節休暇は直前が土日であるため、土日とくっつけて1月29日(土)あるいは1月30日(日)から春節休暇に入る会社も多いようです。
春節の風習や過ごし方は?
春節は中国で最も重要な祝日であり、春節の数日前から春節に向けての準備が始まります。
そして、春節の時期には、その時期ならではの風習や過ごし方があります。
時系列でご紹介していきたいと思います。
- 小年(xiǎo nián):春節の準備を始める日
- 除夕(chú xī):大晦日
- 春節(春节 / chūn jié・大年初一 / dà nián chū yī):旧暦の元旦
- 大年初二~(dà nián chū èr):新年の翌目以降(日本の「三が日」の感覚)
1.春節の準備を始める「小年」
春節前に、「小年(xiǎo nián)」という祝日があります。
年越し用品を買い、春節の準備を始める日です。
「小年」はいつ?
「小年」が何月何日になるかは、全国共通で決まっているわけではありません。
地域によってバラバラです。
主な地方の「小年」の日にちをまとめてみました。
- 北方地域:旧暦12月23日
- 南方地域:旧暦12月24日
- 蘇州・浙江・上海一帯:旧暦12月14日から同30日の夜までずっと
祝日としてハッキリ決まっているというよりは、春節の準備を始める目安になっている程度に考えておくといいかもしれません。
春節の飾り物
縁起物の飾付けを準備するのもこの時期です。
中国では「赤」は縁起がいいとされているため、春節には赤いものを多く飾ります。
例えば赤い灯篭、春聯などがあります。
日本でもよく知られているのは、“逆さまになった「福」の字”だと思います。
どうして「福」の字を逆さまにするかというと、縁起がいいからです。
「逆さまになる」という意味の「倒」は「dào」と発音しますが、「来る、到着する」という意味の「到」も全く同じ発音「dào」となります。
そうすると、「“福”が逆さになった」の中国語「福倒了/fú dào le」は「福が来た」の「福到了/fú dào le」と同じ発音になり、縁起がいいというわけです。
2.旧暦の大晦日「除夕」
春節の前夜は「除夕(chú xī)」といいます。
除夕は家族みんなで「年夜飯」を食べながら「春節晩会」を見たり、外に出て爆竹を鳴らすのが伝統的な過ごし方です。
除夕の夜の食事「年夜飯」
除夕の夜は家族みんなで夕食を食べるのが伝統的です。
除夕の夜に食べる食事を「年夜飯(年夜饭 / nián yè fàn)」といいます。
「良い年を迎えられるように」という願いを込めて、縁起のいい料理が並びます。
- 魚(鱼 / yú):魚の「鱼/yú」と、「余裕があること」を意味する「余/yú」は同じ発音のため縁起がいい。「年年有鱼/nián nián yǒu yú」と「年年有余/nián nián yǒu yú(毎年余裕があって豊かである)」をかけている。
- 水餃子(水饺 / shuǐ jiǎo):餃子の形が昔のお金に似ていることから。北の方でよく食べられる。
- 白玉(汤圆 / tāng yuán):「团团圆圆/tuán tuán yuán yuán(一家団欒)」とかけている。南の方でよく食べられる。
- 麺類(面食 / miàn shí):「麺のように細く長く生きられるように」という願いがこもっている。
春節の夜に餃子を食べるのは日本でも比較的知られているのではないでしょうか?
しかし、餃子を食べるのは北方地方が多く、南方ではもっぱら魚をよく食べるようです。
年に一度の娯楽番組「春節晚会」
除夕の夜は、年夜飯を食べながら「春節晚会(春节晩会 / chūn jiē/jié wǎn huì)」を見るのが伝統的な過ごし方です。
「春節晚会」は年に1回、除夕の夜に放送されるバラエティ番組です。
日本の紅白歌合戦のような、国民的な娯楽番組です。
内容は紅白歌合戦とは違い、歌や踊り、果ては漫才など多種多様で、中国の伝統的な芸能を盛り込んだ内容になっています。
中国に興味があれば、中国語が分からなくても何となく楽しめると思います。
爆竹を鳴らす風習は薄れてきている
地方や小さな町では爆竹と花火を鳴らす風習があります。
しかし、最近は爆竹を鳴らすところは徐々に減ってきているようです。
特に北京などの大都市では、爆竹の煙が大気汚染を助長する、ゴミが大量に出る、音が迷惑などといった理由から禁止されてきています。
私が留学していた2014年~16年当時、北京では既に禁止されていました。
もっとも、除夕の夜は爆竹や花火の音が聞こえていたので、完全になくなったわけではないようです。
3.「春節」当日(大年初一)
春節当日は、日本の元旦のように家で家族と過ごすのが一般的なようです。
春節当日にすることと言えば、新年の挨拶、そしてお年玉です。
新年の挨拶
春節の午前0時をまわったら、新年の挨拶をします。
もちろん翌日の朝でもかまいません。
今は、Wechatで新年の挨拶を送ることが多くなっています。
挨拶の相手は友人、同僚や上司・部下、クラスメートや先生などです。
この記事の後半で春節の挨拶をご紹介していますので、よろしければ参考にしてみてください。
「紅包(お年玉)」を送る
中国でもお年玉を送る風習があります。
日本と同じように、目上の人から目下の人や子どもにお年玉を配ります。
日本と違うのは、年齢ではなく稼ぎがあるかどうかで、贈る側なのか貰う側なのか判断されるということです。
大学院生でもお年玉を貰うことは少なくなく、むしろ普通のことです。
ちなみに、昔は赤い袋にお金を入れて渡していたことから、中国語で「紅包(hóng bāo)」と言います。
今は手渡しではなく、Wechatの紅包機能を使うことが多いです。
4.春節以降(大年初二~)
春節の翌日からは、隣近所へ新年の挨拶をします。
また、春節を祝うイベントへ行く中国人も多いです。
隣近所や親戚の家へ挨拶に行く
春節の翌日からは、隣近所や親戚の家へ行き、新年の挨拶をします。
これを中国では「拝年(拜年 / bài nián)」と言います。
ちなみに、中国の春節には年賀状を送る風習はありません。
紙の年賀状の代わりに、中国では直接相手を訪ねる「拝年」が一般的です。
また、家が遠く離れた相手には、「拝年」の代わりにメッセージアプリ「Wechat」で新年の挨拶をすることが多くなっています。
春節の催し
春節休暇の期間は、公園や広場などで龍の舞や獅子舞といった演出を見ることができます。
演出に加えて屋台も並ぶ大規模なものは「廟会(庙会 / miào huì)」と呼ばれます。
春節の挨拶を中国語で言ってみよう!
中国人も春節のときは「明けましておめでとう」を言います。
それとともに、縁起のいい言葉を交わし、新しい年の幸福をお互いに願う風習があります。
春節の挨拶は様々ですが、特によく使われ、日本人にも使いやすいものをピックアップしました。
- 新年を祝う
- 新年快楽(新年快乐 / xīn nián kuài lè)新年明けましておめでとう
- 過年好(过年好 / guò nián hǎo)明けましておめでとう
- 経済的成功を願う
- 恭喜発財(恭喜发财 / gōng xǐ fā cái)経済的に豊かになりますように
- 事業順利(事业顺利 / shì yè shùn lì)事業がうまくいきますように
- 工作順利(工作顺利 / gōng zuò shùn lì)仕事がうまくいきますように
- 年年有余(nián nián yǒu yú)ますます経済的に裕福になりますように
- 幸せを願う
- 大吉大利(dà jí dà lì)大きな良いことがありますように
- 万事如意(wàn shì rú yì)万事思いのままになりますように
- 心想事成(xīn xiǎng shì chéng)願いが叶いますように
- 相手の家族を気遣う
- 全家平安(quán jiā píng ān)家庭が安泰でありますように
- 闔家歓楽(阖家欢乐 / hé jiā huān lè)家族みんなが幸せでありますように
- その他便利なフレーズ
- 身体健康/身体健健康康(shēn tǐ jiàn kāng/shēn tǐ jiàn jiàn kāng kāng)健康をお祈りします
- 每天都能過得開開心心的(měi tiān dōu néng guò de kāi kāi xīn xīn de)日々楽しく過ごせますように
私も中国の友だちや仕事で知り合った中国人とは、上記のようなフレーズを使って挨拶しています。
新年を祝う:新年快楽、過年好
春節のときの最も基本的な挨拶は、「新年快楽(新年快乐 / xīn nián kuài lè)」と「過年好(过年好 / guò nián hǎo)」です。
日本の「明けましておめでとう」に相当する挨拶です。
このどちらかだけでも春節の挨拶としては十分です。
長めの挨拶をする場合も、一言目は「新年快楽」か「過年好」のどちらかから始めるといいと思います。
しかし、「新年快楽」と「過年好」をセットで使うと違和感があるので、どちらかを選んで使いましょう。
どちらも一般的によく使われるので、どちらを選んでも大丈夫です。
【単語・フレーズ】
- 快楽(快乐):楽しい、満ち足りている
- ~快楽(快乐):「~おめでとう」という意味になる
- 過年(过年):年越し
経済的成功を願う:恭喜発財、事業順利、工作順利、年年有余
相手の経済的な成功を願う挨拶も、春節のときによく使われます。
- 恭喜発財(恭喜发财 / gōng xǐ fā cái)経済的に豊かになりますように
- 事業順利(事业顺利 / shì yè shùn lì)事業がうまくいきますように
- 工作順利(工作顺利 / gōng zuò shùn lì)仕事がうまくいきますように
- 年年有余(nián nián yǒu yú)ますます経済的に裕福になりますように
日本では露骨にお金の話をするのは避けられる傾向がありますが、中国では普通のことです。
上記の「新年快楽」や「過年好」と組み合わせて使うこともできます。
【単語・フレーズ】
- 恭喜:おめでとう
- 発財(发财):金持ちになる
- 事業(事业):事業、仕事
- 順利(顺利):順調である
- 工作:仕事
幸せを願う:大吉大利、万事如意、心想事成
相手の幸せを願う挨拶です。
- 大吉大利(dà jí dà lì)大きな良いことがありますように
- 万事如意(wàn shì rú yì)万事思いのままになりますように
- 心想事成(xīn xiǎng shì chéng)願いが叶いますように
この3つは意味が似ていますが、同じ文中で同時に使っても大丈夫です。
また、これらの挨拶言葉の前に「祝你」を付けると、丁寧な印象が強くなります。
【用例】
新年快楽!祝你在新的一年里万事如意,心想事成!
【単語・フレーズ】
- 如意:思いのままになる
- 祝你~:~を願う(お祝いのフレーズの先頭に付ける言葉)
- 在新的一年里~:新しい年に~
- 上記をつなげた「祝你在新的一年里~」:新しい年が~でありますように
相手の家族を気遣う:全家平安、闔家歓楽
相手個人だけでなく、相手の家族の幸せも願うときの言い方です。
- 全家平安(quán jiā píng ān)家庭が安泰でありますように
- 闔家歓楽(阖家欢乐 / hé jiā huān lè)家族みんなが幸せでありますように
上記2つから、どちらかを選んで使いましょう。
【単語・フレーズ】
- ~平安:無事である、安全である
- 闔家(阖家):一家揃って
- 歓楽(欢乐):喜ぶ、喜び
その他便利なフレーズ
ここまで、私や周りの中国人がよく使う春節の挨拶を紹介してきましたが、それ以外にも使えると便利だと思ったフレーズがいくつかあります。
- 身体健康/身体健健康康(shēn tǐ jiàn kāng/shēn tǐ jiàn jiàn kāng kāng)健康をお祈りします
- 每天都能過得開開心心的(měi tiān dōu néng guò de kāi kāi xīn xīn de)日々楽しく過ごせますように
ちょっと長いフレーズなので、挨拶の途中ではなく締めに使うといいと思います。
春節の挨拶のテンプレート
春節の挨拶のテンプレートを作りました。
◆テンプレート
- 台湾華語:新年快楽!恭喜発財!祝你在新的一年里(A),(B),(C)!
- 中国普通語:新年快乐!恭喜发财!祝你在新的一年里(A),(B),(C)!
◇(A)、(B)、(C)に入る言葉
- 事業順利(事业顺利),工作順利(工作顺利),年年有余の中から1つ
- 大吉大利,万事如意,心想事成の中から1~2つ
- 全家平安、闔家歓楽(阖家欢乐)の中から1つ
- 身体健康
注1)台湾華語(繁体字)で記載しています。中国人に挨拶する場合は、()のなかの漢字(簡体字)をお使いください。
注2)上記のフレーズは組み合わせ自由なので、全部使わないといけないわけではありません。相手に合わせて、最適だと思ったフレーズを選んでいくといいと思います。
◇(C)に入る言葉
- 台湾華語:每天都能過得開開心心的
- 中国普通語:每天都能过得开开心心的
※長いので、AやBに入れると語呂が悪くなるかもしれません。入れるとしたら最後がいいと思います。
例えばこのようになります。
- 台湾華語:新年快楽!恭喜発財!祝你在新的一年里万事如意,心想事成,每天都能過得開開心心的!
- 中国普通語:新年快乐!恭喜发财!祝你在新的一年里万事如意,心想事成,每天都能过得开开心心的!
上記のテンプレートはそのまま使っていただいてもいいですし、自由にアレンジしても構いません。
また、最近はWechat(微信)で挨拶することがほとんどです。
Wechatの特徴として「ステッカー(スタンプ)を使える」ということが挙げられます。
春節に使えるステッカーもありますので、興味があれば試してみるといいと思います。
»参考:Wechatのステッカー追加方法4選【おすすめステッカーも紹介】
【応用編】中国語を勉強してみよう
上記のテンプレートをメールやWechatのメッセージにコピーしてお使いいただければ、春節の挨拶は問題ないかと思います。
贈り物をするなら、添え状にメッセージを書いて渡してもいいですね。
そして、口頭で伝えたい場合や、上記の挨拶以外のことも少し話したい場合もあると思います。
そんなときはいい機会だと思って、ちょっと中国語をかじってみてもいいかもしれません。
中国語を勉強するメリット
例えば、発音ができるようになれば、口頭で挨拶できるようになります。
常用表現を少しでも知っていれば、自分の言葉で中国人と会話できるかもしれません。
中国人との距離を縮め、関係を深めるのに非常に効果的です。
「生活に使える実用的な中国語をもうちょっとだけやってみたい」という方は、この機会に中国語を勉強してみてもいいと思います。
中国語の勉強法【始めるなら参考書 or アプリ】
中国語の勉強を始めるときは、下記の2通りの方法がおすすめです。
- 参考書を使って独学する
- 無料のアプリを使う
参考書を使って独学する
中国語は独学することができます。
まずは参考書を一冊用意して、文法を理解しつつ本文を暗記するだけでも、基本的な発音や文法の知識をつけることができます。
独学のメリットは下記の通りです。
- 最低限の出費で始められる
- 頑張れば中国語検定4級(基礎レベル)までいける
2~3ヶ月の間に、力を入れてしっかり勉強したい方におすすめの勉強法です。
中国語を独学で勉強する方法は以下の記事でご紹介しています。
興味のある方は、まずは独学の勉強法だけでもご覧になってみてください。
»参考:中国語独学おすすめの勉強法【1人でも上達できた5つのステップ】
アプリを使う
中国語学習アプリを使うのもおすすめです。
アプリのメリットは下記の通りです。
- ちょっとした空き時間に勉強することができる
- 無料のアプリなら、途中で止めてもリスクがない
「勉強するかどうかも含めて迷っている」という方も、トライアルとしてアプリを取り入れてみてもいいと思います。
中国語がどんな言語なのかが分かれば、勉強を続けるかどうかの判断もしやすくなるでしょう。
総じて、「ちょっとだけ中国語をかじってみたい」という方におすすめの勉強法です。
おすすめのアプリをご紹介しますので、興味のある方は試してみてください。
「LingoDeer」というアプリです。
【応用編】中国語学習アプリ「LingoDeer」おすすめの活用法
「LingoDeer」は会員登録しなくても使えるという特徴もあり、比較的気軽に試せるようになっています。
活用法としては、「発音 → 基礎編 (1) ~ (3)」とレッスンを進めつつ、「実用中国語」で実践的なフレーズを知る、という使い方がおすすめです。
「LingoDeer」の概要
「LingoDeer」はLingoDeer Co., Ltd.が運営している外国語学習アプリです。
「LingoDeer」の特徴は下記の通りです。
- 会員登録しなくても使える
- 発音からしっかり、丁寧に勉強できる
- クイズに答えながら気軽に勉強できる
上記のような特徴から、初めてでも気軽に試しやすいと思います。
LingoDeerの詳細情報やダウンロードはこちら|LingoDeer公式ページ
「LingoDeer」おすすめの活用法
ここまでお読みくださった皆様は、今回の記事や春節をきっかけに「中国語を勉強してみたい」と思われた方が多いのではないでしょうか。
そんな皆様におすすめのポイントをまとめました。
- 発音
- 基礎編 (1)
- 実用中国語 「基礎」「ツール」
まずは「発音」のパートをやってみる
LingoDeerを開くと、一番上に「発音」というパートがあります。
この「発音」のパートをやってみましょう。
すぐに話せるようになるわけではありませんが、発音の知識をつけることは中国語学習の第一歩です。
「発音」のパートを開くと、「ピンインとは?」から「レッスン7 声調」までのカリキュラムが用意されています。
一番上の「ピンインとは?」から最後の「レッスン7 声調」までを順番に、最後までやってみましょう。
その過程で中国語の全ての発音に触れることができます。
つまり、この記事でご紹介した春節の挨拶を、声に出して言うための知識が身に付きます。
一つひとつの発音をしっかり丁寧に聞かせてくれるので、中国語が初めてでも比較的発音に馴染みやすくなっています。
まずは発音に一通り触れてみるだけで、中国語との距離が縮まります。
「基礎編 (1)」で基本的な文の作り方を知る
発音が終わって、もっと勉強を続けるようであれば、「基礎編 (1)」に進みます。
「基礎編 (1)」では、中国語の基本的な文の作り方を勉強することができます。
文の作り方は発音の次に大事な要素で、中国語を勉強するなら避けては通れません。
進め方に関してですが、下記の順番がおすすめです。
- 「ノート」で文法事項をチェックする
- レッスンを受ける
- ストーリーをクリアする
「頭で理解する → 問題を解く → 実践を想定した練習」の順番で勉強することで、効果的に知識をつけることができます。
「学習ノート」は「基礎編 (1)」を入って左側にあります。
学習ノートを一通り読んだら、そこで得た知識をクイズで確認しましょう。
最後に、「ストーリー」で実践を想定した練習をしましょう。
ここまで来れば、発音に加えて最も基本的な文の作り方に関する知識もつきます。
「実用中国語」で中国語の常用表現を知る
実用的な表現に興味があれば「実用中国語」の「基礎」や「ツール」を見てみるといいと思います。
「基礎」は「你好」などの基本的な挨拶を発音付きで見ることができます。
「ツール」は下のほうにあるので気付きにくいのですが、天気の話や国名、その他便利な表現が多いので、発音が終わったばかりの方にもおすすめです。
ここまで、応用編として、中国語の勉強法と、そのなかで比較的気軽に始められるアプリ「LingoDeer」をご紹介してきました。
LingoDeerの詳細情報やダウンロードはこちら|LingoDeer公式ページ
今回の記事は以上となります。
今年の春節は2月12日(金)です。
この記事を参考にして、中国語で「明けましておめでとうございます」を言ってみてくださいね。
言われた相手はきっと、新たな1年の始まりを幸せな気持ちで過ごせるはずです。
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