中国語の辞書でおすすめなのは?【使いやすい辞書3つのポイント】

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今回は中国語の辞書のおすすめの選び方についてです。

 

中国語を勉強しようと思ったら辞書は必須ですが、どんな辞書を買えばいいのか迷ってしまいますよね。

「中国語の辞書がたくさんあって、どれがいいのかわからない…値段もそれなりにするから失敗したくないし…どうやって選べばいいんだろう?」こんな疑問にお答えします。

 

◆この記事の主張

 1.辞書は「品詞」と「用例」が載っていて、ピンイン以外の方法で引けるものが便利だった。

 2.紙の辞書と電子辞書はどっちも良かったので、自分の好きな方を選べばいいと思う。

 

私は中国語を勉強してくる中で、いろんな辞書を使ってきました。

しっかりした分厚い辞書、ポケット辞書、中国で買った辞書、紙の辞書に電子辞書…

いろんなタイプの辞書を使いながら勉強してきて、使いやすい辞書の特徴を自分なりに把握できました。

辞書が使いやすいと暗唱や試験の過去問、語彙の勉強がはかどりました。 

 

今回は、私が考える「中国語辞書の選び方のポイント」をご紹介します。

 

辞書選びの3つのポイント

分厚い本の背表紙

中国語の辞書を買うときは、下記の3点を満たしているものを選ぶといいと思います。

 

 (1) 品詞が明示してある

 (2) 用例が豊富

 (3) ピンイン以外の方法でも調べられる 

 

私が使ってきた辞書の中で、上記3点を満たしているものは使い勝手が特によかったと思います。

 

1.品詞が明示してあること

1つ目のポイントは、各単語の品詞が書いてあることです。

品詞がわからないと、その単語の意味や使い方を正確に理解することが難しくなります。

中国語では同じ単語が名詞になったり動詞になったりしますが、「その単語の基本的な品詞」は理解しておくといいです。

 

勉強する上で「各単語の品詞」は必須情報です。

品詞が分かれば、意味と合わせて文法の公式に当てはめて考えることができるようになります。

逆に品詞がわからないと、文法の公式に当てはめることができませんし、どうやって使うのかもわかりません。

 

文法の公式については以下の記事でまとめています。

【文法を公式的に理解する】文法を覚えるコツを紹介

 

品詞が載っていない辞書を使ったこともありますが、結局後で別の方法で品詞を調べることなりました。

各単語の品詞が載っている辞書を選びましょう。

 

2.用例が豊富であること

2つ目のポイントは、各単語の実際の用例が豊富であることです。

単語の意味を説明しているだけで用例が載っていない辞書は理解しにくいですし、単語の具体的な使い方をイメージすることができません。

用例が豊富にあれば、単語の意味と品詞、そして用例の3点セットで理解することができます。

 

用例の数ですが、私が使っていた辞書は各単語、意味(もしくは品詞)ひとつにつき用例が2~3つという感じでした。

例えば「定期/dìngqī」という単語だったら、下記のように紹介している辞書は使いやすかったです。

 

【定期】dìngqī 動:期日や期限を定める. || 定期检查 dìngqī jiǎnchá 定期的に検査する. || 定期开会 dìngqī kāihuì 定期的に会議を開く.形:定期的な. || 定期刊物 dìngqī kānwù 定期刊行物. || 定期存款 dìngqī cúnkuǎn 定期預金.

 

「定期」という単語は動詞もしくは形容詞として使われていることがわかりますし、動詞の用例と形容詞の用例が2つずつ載っていて、具体的な使い方もイメージできますよね。

 

3.ピンイン以外の方法で調べられること

3つ目のポイントは、単語を引くための手段が豊富にあることです。

単語を調べるときはピンインから引くことが多いですが、ピンイン以外の手段でも引くことができると便利です。

ピンインがわからない単語を引くケースも結構あるからです。

例えば部首から引いたり、その漢字を日本語読みにしたときの最初の発音から引いたりできるとかなり便利です。

 

ほとんどの辞書は大丈夫ですが、リーズナブルなポケット辞書などにはピンインからしか引けないものもありました。

 

紙の辞書と電子辞書の利点・欠点

開いた辞書を横から見た画像

使いやすかった辞書のポイントを3つご紹介しましたが、「紙の辞書と電子辞書のどちらがいいか」というのも悩ましいところだと思います。

私はどちらも使ったことがありますが、どちらも便利にせよ使い勝手は若干異なってくると思います。

 

ここからは、紙の辞書と電子辞書、どちらがおすすめなのかをご紹介します。

 

紙の辞書と電子辞書のどちらにするべき?

紙と電子のどちらがいいかですが、上記の3点を満たしていればどちらでもいいと思います。

品詞が載っていて2~3つの用例があって、様々な手段で引ける辞書、すなわち上記の3点さえ満たしていれば、紙でも電子でも十分便利に使えるからです。

 

紙の辞書と電子辞書にはそれぞれ良いところがあるので、それを踏まえて、自分に最適な方を選択するのがいいと思います。

 

紙の辞書は安くて書き込みも可

紙の辞書を使っていて、下記の2点はかなり便利だと思いました。

 

 (1) 電子辞書と比べて値段が安い 

 (2) 辞書に直接書き込める

 

特に「辞書に直接書き込める」というのは勉強するときにかなり便利です。

覚えたい用例に下線を引くとか、一度引いた単語に蛍光ペンなどでチェックを入れておくといったことができます。

一度引いた単語にチェックを入れておくと、同じ単語を2回目以降引いたときに印象に残りやすくなります。

 

私は中国語3年目くらいまでは紙の辞書をメインで使っていて、用例に線を引いたり、調べた単語をマークしたりしていました。

書き込みだらけになってしまいましたが、自分にとって一番使いやすい、自分だけの辞書が出来上がりました。

 

逆に、下記の2点は紙の辞書だと若干不便だと感じました。

 

 (1) 重くてかさばるので、携帯するのが難しい

 (2) ページをめくる分、調べるのに時間がかかる 

 

特に「重くて携帯できない」というので不便に感じることが結構ありました。

カフェで勉強したり、出先の隙間時間に勉強したいという人は、電子辞書の方が便利に使えると思います。

 

電子辞書は高価だけどとにかく便利

電子辞書で便利だと思ったポイントは下記の3点です。

 

 (1) 軽くコンパクトで、携帯しやすい 

 (2) 目当ての単語を簡単に引ける

 (3) 学習向けの機能が豊富

 

特に、目当ての単語を簡単に引ける機能には助けられました。

ピンインで引けるのはもちろん、タッチパネル搭載の電子辞書なら漢字をタッチパネルに直接書いて調べることもできます。

 

そして、いい電子辞書になると学習向けの機能がかなり充実しています。

私が愛用している電子辞書には、調べた単語をブックマークして単語帳を作れるとか、タッチパネルで直接メモしてキャプチャのように保存しておけるといった機能もあります。

 

私はブックマークの機能を結構使っていました。

調べた単語を一気に復習したりできるので、中検やHSKの対策にもかなり重宝します。

 

総じて非常に便利で、活用法の幅が広いのが電子辞書の魅力だと思います。

これほど便利な電子辞書、当然価格も高くなっています。

 

 (1) 紙と比べて高価 

 

私の電子辞書も4万円くらいしました。紙の辞書の10倍以上です。

しかし、電子辞書も一度購入してしまえば、長い期間使うことができます。

私の電子辞書は今年5年目ですがまだまだ現役で、全く問題なく使えています。

 

ここまで、中国語の辞書を選ぶときのポイントをご紹介してきました。

 

辞書選びも中国語学習においては大事なステップです。 

この記事を参考にして、自分に合った辞書を選んでみてくださいね。

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