HSK3級の参考書【過去問・テキスト・単語教材・アプリ】一挙紹介

HSK

「HSK3級を受けるから参考書を買いたいけど、どんな参考書を買うのがいいんだろう?」

「買うからには失敗したくないし、しっかり勉強できる参考書を選びたいけど、どの参考書がいいのか分からない……」

こんなお悩みはありませんか?

 

この記事では、HSK3級の勉強に使える教材を12種類(参考書8冊、無料アプリ4種類)ご紹介します。

結論から言うと、これらの教材を全て揃える必要はありません。

『HSK公式過去問集3級』で自分自身の習得状況を把握しつつ、自分の弱点に合った教材を1~2個揃えるのがおすすめです。

 

私は中国語を始めて4ヶ月後にHSK3級を取得し、スコアは298点でした。

HSK3級経験者としての知見も入れながら、HSK3級おすすめの参考書をご紹介していきたいと思います。

 

HSK3級の参考書は何冊も買う必要なし

HSK3級の参考書は、何冊も揃えなくて大丈夫です。

HSK3級のレベルなら、参考書を何冊も勉強しなくても合格することはできるからです。

 

参考書を何冊も買ったところで勉強する時間を作れないかもしれませんし、それらの参考書を勉強し終える前にHSK3級を取得してしまう可能性もあり、「こんなに参考書買わなきゃよかった…」みたいになってしまいます。

どうすればいいかというと、最初に基本となる参考書を1冊やってみて、それから目的や自分の弱点に応じて1~2冊追加するのがおすすめです。

 

最初から参考書を買い込むよりも経済的ですし、学習効率も良くなります。

ここからは、目的別・弱点別に使える参考書をご紹介していきます。

 

まずはここから!必須の参考書

「HSK3級対策の最初の1冊」としておすすめなのが、『HSK公式過去問集3級』です。

HSK3級を受けるなら、HSK3級の公式過去問集を優先的にやりましょう。

 

HSK公式過去問集 3級(2018年度版)

基準

評価

ジャンル

過去問集

解説の分かりやすさ

★★★★★

収録問題数

過去の試験問題5回分

おすすめの学習者

HSK3級を受ける方全員

 

HSK3級の公式過去問集です。

公式なので信頼感がありますし、過去に出題された実際の試験問題を家でできるのは大きいです。

 

HSK3級合格に必要なのは、基礎文法・単語600語の知識と聞く・読む・書くの3技能、そして試験への“慣れ”です。

公式過去問はこれらの要素を1冊でコンプリートすることができます。

 

HSK3級の頻出単語は600語とそれほど多くないため、過去問中の単語を全て覚えれば単語はほぼ問題なくなります。

テキストの後半には、全ての問題の詳しい解説(単語の用法や基礎文法が中心)が付いています。

解説もしっかり読むようにすれば文法の知識も付くはずです。

この1冊で知識のインプットから、問題を解くというアウトプット、そして復習まで全て簡潔します。

 

他の参考書は全て、この『公式過去問集』をやってみた後で買えば大丈夫です。

『公式過去問集』で勉強していると「自分は単語がどうしても弱いな…」みたいに自分の弱点が分かってくるはずなので、そうしたら自分の弱点に合った教材をピンポイントで買いましょう。

 

HSK3級対策は、HSK公式過去問集3級を何周か解いてみることから始めましょう。

※過去問の活用法はHSK3級対策!おすすめ勉強法を詳しく紹介の記事にて解説しています。

 

過去問後の上積みに使える参考書

『公式過去問集』の内容をほとんど覚えてしまったら、模擬問題集で上積みするのも良いと思います。

 

新漢語水平考試模擬試題集HSK3級

基準

評価

ジャンル

模擬試験

解説の分かりやすさ

☆☆☆☆☆

収録問題数

模擬試験10回分

おすすめの学習者

公式過去問集から更に上積みしたい

 

HSKの作成元である北京語言大学出版社のHSK3級模擬問題集です。

HSK3級の模擬試験が10回分と大量に収録されています。

 

HSK3級の問題集の中では収録問題数が多いので、とにかく数をこなせます。

HSK3級合格に慣れが大事なのはHSK3級対策!おすすめ勉強法を詳しく紹介の記事で解説した通りです。

模試10回分もあればHSK3級に十分慣れることができますね。

 

過去問ではなく模擬試験ではあるものの、頻出単語や出題内容は実際のHSK3級に沿っているので、問題の内容自体は過去問とほぼ同じだと思っていいです。

ただ、参考書としては、公式過去問集と違って解説が付いていません。

公式過去問集のように1冊で練習から復習まで行うのは難しいです。

 

問題数はとにかく多いので、公式過去問集が終わって余裕がある場合は、この模擬問題集もおすすめです。

 

単語を覚えるのに使える教材

『HSK公式過去問集3級』を解いてみて、「自分は単語が全然足りないな……」と感じてくるかもしれません。

そんなときに使える、HSK3級の単語教材をご紹介します。

 

新HSK1~4級単語トレーニングブック

基準

評価

ジャンル

単語集

単語の覚えやすさ

★★★★★

収録単語数

1,200語

おすすめの学習者

語彙力をつけたい方

 

HSK1級~4級の単語、合計1,200語が意味別のカテゴリーごとに掲載されています。

練習問題が充実していて、「単語をインプットして練習問題で確認」という流れで勉強できるようになっています。

 

単語を覚えるには、この「インプットからアウトプット(練習問題)へ」という流れが効果的です。

単語学習においては、漢字を見たり音声を聞いたりといった“インプット”しただけの単語は短時間で忘れます。

インプットした単語を使うことが重要で、「インプットした単語の知識を使って問題を解く」というアウトプットを通すことで、その単語が記憶に残り、長期的に覚えておけるようになります。

※記憶の仕組みは短期記憶と長期記憶の違いを解説!中国語学習への生かし方も紹介の記事で解説しています。

 

この『単語トレーニングブック』は練習問題がとにかく充実なので、「インプットからアウトプットへ」の流れで効果的に単語を覚えられます。

例文、ピンイン、日本語訳、音声はもちろん、類義語・対義語・よく組み合わせて使われる語も併記されており、こういった情報の充実度も嬉しいところです。

 

もっと単語を覚えたい方には真っ先におすすめしたい参考書です。

 

品詞別・例文で覚えるHSK基本語彙1級~4級

基準

評価

ジャンル

単語集

単語の覚えやすさ

★★★★☆

収録単語数

1,200語

おすすめの学習者

語彙力をつけたい方

 

HSK1級~4級の単語1,200語が完全に級別で掲載されています。

各級の単語が品詞ごとに分類されていて、同じ品詞の単語をまとめて覚えられるようになっています。

 

品詞別掲載なので、特定の品詞の単語をまとめて覚えるという使い方ができます。

文の中心となる動詞や形容詞、文の構造を決める介詞や接続詞は非常に大事なので、優先的に覚えるといいですね。

 

先述の『単語トレーニングブック』のような意味ごとの分類よりも覚えやすいかは微妙なところです……

練習問題がないのも惜しいところだと思います。

 

品詞別のほうが覚えやすいとか、インプットだけのシンプルな単語集がいい場合は手にとってみてもいいでしょう。

 

HSKも中検もこの一冊!単語マスターパーフェクトガイド

基準

評価

ジャンル

単語集

単語の覚えやすさ

★★★★☆

収録単語数

600語

おすすめの学習者

語彙力をつけたい方

 

HSK1級~3級の単語600語が対象級ごとに、品詞別・ピンイン順で掲載されています。

この参考書の特徴は、例文が練習問題を兼ねていることです。

見開きで左側のページがピンインや意味といった単語の情報、右側のページが例文兼練習問題になっていて、簡単な問題を解くと例文が完成する仕組みです。

 

練習問題の重要性は『単語トレーニングブック』の紹介で先述した通りです。

インプットしただけの単語はすぐに忘れますが、練習という“アウトプット”を通すことで、インプットした単語を長期的に覚えておけるようになります。

この『単語マスターパーフェクトガイド』は右側のページで見た単語を、左側の練習問題ですぐにアウトプットできるようなっており、「インプットからアウトプットへ」の流れでスピーディーにサクサク単語を覚えていけます。

 

何気に基礎文法のコンパクトな解説も付いており、文法の復習ができるのも嬉しいところです。

先述の『単語トレーニングブック』ほど難しくないので、効果と手軽さを両立したい方は手にとってみてください。

 

キクタン中国語シリーズ【入門編】【初級編】

基準

評価

ジャンル

単語集

単語の覚えやすさ

★★★★☆

収録単語数

【入門編】504語

【初級編】560語

おすすめの学習者

語彙力をつけたい方

 

英語の単語帳で有名な『キクタン』シリーズの中国語バージョン。

中国語検定を意識して作られているため、単語数はHSK3級の600語ピッタリではありません。

ただ、この段階の頻出単語はHSKも中国語検定もほぼ同じなので、HSK3級対策としても十分使えます。

全ての単語が音声付きで、「中国語、日本語、中国語」の順で読まれます。

 

単語を覚えるのに欠かせない情報は、その単語の“発音”と“意味”です。

音声が中国語の発音だけだと、単語の意味を確認できないので結局覚えられません。

音声が「中国語、日本語」と続けば、単語の発音と意味を同時に確認することができます。

極端な話、音声をただ聞き流すだけでも単語を次々とインプットできます。

 

この『キクタン』の音声は「中国語、日本語、中国語」と続くので、単語を耳から覚えるのに最適です。

もちろん、理想は本を見ながら音声を聞くことで、漢字・発音・意味をまとめてインプットすることができます。

 

mikan 中国語

 

基準

評価

ジャンル

無料単語学習アプリ

単語の覚えやすさ

★★★★★

収録単語数

1000語

おすすめの学習者

単語カード形式で覚えたい方

 

単語カード形式で中国語単語を覚えられる無料アプリです。

単語カードが1枚ずつ出てきて、知っていたら右へ、知らなかったら左へめくります。

知らなかった単語は記録されるので、覚えるまで繰り返し勉強することができます。

 

単語を1度見ただけで覚えるのは難しいので、覚えるまで繰り返し勉強することが大事です。

『mikan 中国語』は覚えられていない単語を繰り返し勉強できるので、効率良く単語を覚えられるようになっています。

勉強した単語をクイズ形式の練習問題で復習できるのも嬉しいところです。

 

『mikan 中国語』で効率的に単語を覚えましょう。

mikan 中国語

mikan 中国語

mikan Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

 

HSK Online

 

基準

評価

ジャンル

HSK総合対策アプリ

単語の覚えやすさ

★★★☆☆

収録単語数

5000語

おすすめの学習者

単語を覚えるのに例文が欲しい方

 

HSK1級~6級の単語を級別に収録したアプリです。

合計5,000語収録されているわけですが、全ての単語に例文が付いています。

 

単語をインプットするときに例文がないと、その単語の使い方をイメージできず、印象に残りにくいことがあります。

例文があることで単語の使用シーンをイメージすることができ、単語を“文字”だけでなく“映像(イメージ)”として記憶することができます。

他のアプリで覚えられない単語は、この『HSK Online』で例文ごと丸暗記してしまうといいですね。

例文は音声付きなのでリスニングの練習ができるのも嬉しいところです。

 

ただ、この『HSK Online』は日本語未対応で、単語や例文の意味も全て英語表記です。

英語に自信があるか、解説よりも例文の有無を重視したい方におすすめです。

HSK Online—中国語能力試験に最適

HSK Online—中国語能力試験に最適

Shanghai Yuxuan Information Technology Co. , Ltd無料posted withアプリーチ

 

基礎文法を勉強するのに使える教材

『HSK公式過去問集3級』を進めるなかで、「基礎文法をしっかり復習したい」と感じたときに使える教材です。

 

HSK公認テキスト3級

基準

評価

ジャンル

単語・文法テキスト

解説の分かりやすさ

★★★★★

新出単語数

600語

おすすめの学習者

単語・文法を総合的に勉強したい方

 

HSK3級の頻出単語と文法を総合的に勉強できるテキストです。

過去の試験問題を基にした頻出単語と文法を、分かりやすい解説と豊富な練習問題を通して勉強できます。

 

公認以外のテキストだとHSK3級の出題範囲をカバーできなかったり、反対に内容が多すぎて目移りしてしまったりする可能性があり、どちらにせよ勉強の効率は落ちてしまいます。

公認テキストなら、HSK3級によく出題される範囲だけをピンポイントかつ網羅的に勉強できるようになっています。

豊富な練習問題に加えて、模試1回分が収録されているのも良いです。

 

「HSK3級の公式過去問集をやってみたけど、単語も文法も全体的に不安……」という場合は、1冊で両方勉強できる公認テキストがおすすめです。

HSK3級を効率的に対策できますし、単語教材と文法教材を1冊ずつ買うよりも経済的です。

 

公認テキストで、効果的&効率的に勉強しましょう。

 

Why?にこたえるはじめての中国語の文法書

基準

評価

ジャンル

文法解説書

解説の分かりやすさ

★★★★★

対応中国語レベル

入門から上級者まで

おすすめの学習者

文法知識をつけたい方

 

中国語文法の解説専門の参考書です。

最初の基礎文法から上級レベルの文法まで、細かく丁寧に解説されています。

 

中国語の文法は簡単に見えて意外と細かいルールが多く、過去問の解説だけでは物足りなく感じることもあると思います。

ネットで探しても、中国語のコンテンツは英語ほど充実していないので見つからないこともあります。

そんなときにしっかりした文法書が1冊あると、文法を理解するのに役立ちます。

 

『はじめての中国語の文法書』は中国語文法の本当に細かいところまで解説があり、「痒いところに手が届く」ような仕様になっています。

中国語の文法で分からないところがあっても、この1冊で大抵解決するはずです。

 

上級者になっても使える参考書なので、1冊買っておいてもいいと思います。

 

HelloChinese

 

基準

評価

ジャンル

中国語総合学習アプリ

解説の分かりやすさ

★★★★★

対応中国語レベル

HSK1級~4級(一部有料)

新出単語数

約1000語

おすすめの学習者

単語・文法を総合的に勉強したい方

 

穴埋めや並べ替えなどのクイズ形式で中国語を勉強できる無料アプリです。

セクションごとに文法事項が1~2個設定されており、「文法を覚えて、クイズ形式の練習問題で確認」を繰り返すのが基本的な使い方です。

 

HSK3級範囲の基礎文法は全て勉強でき、勉強した文法は専用画面で一覧形式で見ることができます。

他のクイズ形式のアプリだと、レッスン画面へ入らないと文法の解説を見られないことが多いです。

分からない文法を探すにはレッスン画面の出入りを繰り返すことになり、時間がかかって面倒です。

『HelloChinese』のように文法の一覧表示画面があると、調べたい文法の解説をすぐに見ることができます。

 

解説も例文付きて分かりやすいので、疑似的な文法書のように使うことができます。

HelloChinese - 中国語を学ぼう

HelloChinese – 中国語を学ぼう

HelloChinese Technology Co., Ltd.無料posted withアプリーチ

 

LingoDeer

 

基準

評価

ジャンル

中国語総合学習アプリ

解説の分かりやすさ

★★★★☆

対応中国語レベル

HSK1級~4級

新出単語数

約800語

おすすめの学習者

単語・文法を総合的に勉強したい方

 

クイズ形式の練習問題を解きつつ単語や文法を勉強できるアプリです。

基本的な内容は、先述の『HelloChinese』と同じです。

『LingoDeer』の内容やメリットは中国語を勉強できるおすすめアプリを紹介【リスニングにも役立つ】の記事で解説しています。

 

『HelloChinese』にはない特徴として「ストーリー」機能があり、実践的な練習やリスニングができるのが『LingoDeer』の強みです。

 

ただ、『HelloChinse』のように勉強した文法の一覧表示はありません。

そのため文法の解説を探すのが面倒で、疑似的な文法書のような使い方はできなくなっています。

文法の解説自体は分かりやすいのですが……

 

「『HelloChinese』も試したけど、解説が分かりにくく感じる」という場合は、この『LingoDeer』を試してみるといいかもしれません。

LingoDeer:英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語を手軽に楽しく学ぼう!

LingoDeer:英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・スペイン語を手軽に楽しく学ぼう!

LingoDeer Co, Ltd.無料posted withアプリーチ

 

HSK3級の参考書の選び方まとめ

ここまで、HSK3級の勉強に使える参考書とアプリをご紹介してきました。

最後に「どんな参考書があるかは分かったけど、どうやって選べばいいんだ?」という疑問もあるかと思いますので、参考書の選び方を下記にまとめます。

 

【絶対必要】

 

+++

【過去問の状況に応じて、以下の参考書の中から1~2冊】

 

上記の中から合計1~3冊が丁度良いと思います。

 

今回の記事は以上となります。

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