HSK4級のリスニングのコツと勉強法

HSK

「HSK4級のリスニングで高得点を取るコツを知りたい!」と思っていませんか?

 

確かに、HSK3級以下と比べると、HSK4級からはリスニングが難しくなります。

HSK4級のリスニングで苦戦するのは自然なことだと思います。

 

私もHSK4級のリスニングで苦戦した経験があります。

HSK4級の勉強を始めてしばらくはリスニングの正答率5割以下の期間が続きました。

それでも最終的にはリスニング8割以上取れるようになりました。

HSK4級にも一発で合格できました。

 

この記事ではそんな私の経験を踏まえつつ、HSK4級のリスニングのコツと勉強法をご紹介したいと思います。

 

「HSK4級のリスニングが苦手」

「リスニングの得点をもっと伸ばしたい」

「リスニングの勉強法を知りたい」

というお悩みの解決策を提案します。

 

HSK4級のリスニングのコツ2選

HSK4級のリスニングのコツは、下記の2点です。

 

  1. 問題文を聞く前に、問題用紙の選択肢を見ておく
  2. 問題文と選択肢で同じ単語があるかどうかをチェックする

 

上記2つとも、得点を伸ばすためには有効な手段です。

HSK4級のリスニングの得点を伸ばす方法としては、上記2点を意識しつつ過去問を何度も解いて、HSK4級試験本番でも上記の2つのポイントを実行できるようになることが大事だと思います。

詳しくご紹介していきますね。

 

1.問題用紙の選択肢を見ておく

問題文を聞く前に、事前に問題用紙の選択肢を見ておきましょう。見ておく内容は、第1部分なら問題用紙に与えられた短文、第2部分と第3部分は問題用紙の4つの選択肢になります。

 

その理由としては、事前に選択肢を見ておくことによって正解を導きやすくなるからです。

 

選択肢も何も見ていない、知らない状態で問題文を聞くと、問題文を全部聞き取らなくてはいけません。その問題でどんなことを聞かれるのかが分からないからです。

 

一方、事前に選択肢を見ておけば、その問題でどんなことを聞かれるのかが大体分かるので、問題文を全部聞き取って覚えなくてもよくなります。問題文を全部聞き取るのではなく、答えを探すような姿勢で聞くことができるようになります。

 

絶対正解できるというわけではありませんが、正解を導くのが楽になるのは間違いないと思います。2つ目のコツである“問題文の選択肢で同じ単語が含まれているかどうかを見る”というのにも繋がってきますので、問題文は事前に見ておきましょう。

 

「問題を一問解く→次の問題の選択肢を見る」の繰り返し

試験開始前に問題用紙をこっそり見るのは他の受験者に対して不公平ですし、ルール違反なので絶対にダメです。

 

問題を解いていく中で、直後の問題の選択肢に目を通すのがいいと思います。例えば、「第1問の問題文を聞く前に第1問の選択肢を見ておき、第1問の問題文を聞いて解答し終えたら第2問の選択肢を見る」という感じです。

 

2.問題文と選択肢で同じ単語があるかを見る

問題文と選択肢で同じ単語が含まれているかどうかを意識しましょう。

 

問題文の中に含まれている単語が、解答にも含まれている可能性が高いからです。事前に選択肢を把握した上で問題文を聞いて、これだ!と思ったらそれを選びましょう。

 

そんな単純なことでいいのか?と思いますよね。もちろん単語を聞き取っただけでは100%正解できるとは限りませんので、一応最後まで問題文を聞きます。見方によっては「苦肉の策」に見えるかもしれませんが、私は「リスニングの有効なテクニック」と考えています。

 

単語(キーワード)を聞き取る力をつける

リスニングができるようになるためには、キーワードを聞き取る力も必要です

 

誰かが日本語で話しているのを聞くときも、一文一文最初から最後までしっかり聞いているわけではありませんよね。日本語を聞くときも、キーワードを拾いながら「この人は何が言いたいんだろう」ということを考えながら聞くと思います。

 

中国語のリスニングも同じようなものだと思います。この点を踏まえると、単語を意識しながら聞くことはHSK4級のリスニング対策になるだけでなく、リスニングの能力そのものの向上にも繋がってくると思います。

 

上記2つのコツは試験対策の段階から意識する

HSK4級のリスニングのコツは「問題文を聞く前に選択肢を見ておく」、「問題文と同じ単語を含む選択肢を探す」の2つです。HSK4級試験本番はもちろんのこと、普段の準備、HSK4級の試験対策の段階から上記2点のコツを意識するといいと思います。

 

ここからは、HSK4級のリスニングの対策方法をご紹介していきます。

 

HSK4級のリスニングの勉強法

HSK4級のリスニングの勉強法をご紹介したいと思います。勉強法はとてもシンプルで、それは「HSK4級のリスニングの音声をひたすら聞く」です。

 

リスニングの音声をひたすら聞く

HSK4級のリスニングの音声をひたすら聞きましょう。リスニング問題の傾向を知ることができますし、耳と頭を慣らすことができます。

 

中国語(HSK4級のリスニングの音声)を繰り返し聞くことによって、単語などの知識が付いてくるとともに「耳が音を捉える→頭の中で音を漢字に変換→漢字から意味を導く」という一連の処理速度も上がり、自然と正解できるようになります。

 

HSK4級のリスニングの音声を聞き流してもいいのですが、私のおすすめはリスニングの問題もついでに解いていくことです。つまり、試験形式でHSK4級のリスニング問題を解いていくわけです。HSK4級の過去問を使うのがおすすめです(模擬問題集でもOK)。

 

過去問のリスニングの音声を聞いて問題を解くことを繰り返しましょう。

 

効果的な過去問の解き方

HSK4級のリスニングの過去問、ただなんとなく問題を解くよりも効果的な活用法があると思っています。私のおすすめの活用法は下記の通りです。

 

  1. リスニングの問題を本番形式で解く
  2. 答え合わせをする
  3. 間違えた問題の解説を読み「どうして間違えたのか」その原因を知る
  4. スクリプトを見て知らない単語に丸印をつける
  5. 丸印をつけた単語を覚える

 

こんな感じです。私は上記のサイクルでHSK4級のリスニングを克服しました。どうして上記の勉強法でリスニングを克服できたのかを考えてみると、問題を解いた後に問題文や自分の解答を分析したことが効果的だったと思います。

 

問題を解いたら解きっぱなしみたいになってしまうと自分に足りないものも分かりませんし、進歩も少ないんじゃないかと思います。

 

リスニング対策におすすめの教材

最後に、私が実際に使っていた問題集を2冊ご紹介します。

 

HSKの公式過去問集の最新版です。過去問5回分収録で、リスニング問題は全てスクリプトが付いています。HSK4級を受けるなら、まずはこの1冊から始めるといいと思います。

 

北京語言大学出版社が出している、HSK4級の模擬問題集です。HSK4級の模試10回分収録で、リスニング問題はスクリプトのみならず解説まで付いています。リスニングを徹底的に強化したい方や、先述の公式過去問集をやり尽くした方に最適です。

 

今回の記事は以上となります。

 

『HSK4級のリスニングのコツと勉強法』まとめ
  • HSK4級のリスニングのコツ
    1. 問題文を聞く前に選択肢を見ておく
    2. 問題文に出てくる単語を含む選択肢を探す
  • HSK4級のリスニングの勉強法
    1. HSK4級のリスニングの音声をひたすら聞く
    2. 過去問のリスニングのパートをやるのがおすすめ
    3. 問題を解いたら復習も忘れずに

 

HSK4級を受ける皆さんのお役に立てると嬉しいです。

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