中国語の読解力を鍛える方法

草むらのベンチで読書する男性

「中国語の本や雑誌を読めるようになりたい」

「中国の芸能人のTwitterやブログを理解したい」

「中国語検定やHSKの読解問題をもっと解けるようになりたい」

と思っていませんか?

中国語の文章を読めるようになるには読解力を強化する必要があります。

読解力を強化するのにも勉強が必要です。

が、中国語も日本語と同じく漢字を使う関係上、読解力を鍛えるのは難しくないと思います。

この記事では

中国語の読解力を鍛える方法

をご紹介します。

読解力の強化には多読が効果的

道端に腰かけて読書する男性

中国語の読解力を鍛えるには「多読」が効果的だと思います。

「多く読む」ということで、中国語の文章をできるだけたくさん読むということです。

中国語の文章をたくさん読めば、それだけ読解力がついてきます。

読解のスキルを鍛えるには練習あるのみ

「読む」というのも立派なスキルの一つです。

何かのスキルを鍛えようと思ったときに一番効果的な方法は何でしょうか?

それは

何度も繰り返し練習する

ことだと思います。

仕事やスポーツでも同じではないでしょうか。

仕事は実践を通して段々とできるようになってきます。

スポーツにしても、基本的な動作を何度も何度も繰り返しながら身体に覚え込ませていきます。

仕事は実務、スポーツは反復練習を通して上達するように、読解は「多読」を通して上達します。

文法事項は最低限押さえておこう

多読をする前に、中国語の文法事項は一通り押さえておくといいです。

文章を読むときは、自然と文法を意識しながら読むことになるからです。

文法が分からなければ、文章は単語を羅列したもの同然になってしまいます。

ただの単語の羅列から意味を読み取れるでしょうか?

私は難しいと思います。

文法を知らないで文章を読むのは、

コマの動き方を知らないまま将棋を指そうとするようなもの

です。

普通はできませんよね。

文法は単語の羅列に意味を与えるものであり、文法を理解できて初めて単語の列が意味を持つようになります。

私たちが日本語の文章を読んで理解できるのも、日本語の文法を知っているからです。

中国語の読解力を鍛えるなら、中国語の文法事項を全て知っておきましょう。

文法事項は深く理解していなくてもいいので、「中国語にはどんな文法事項があるか」ということは最低限押さえておくといいと思います。

»参考:中国語の文法を簡単に理解するコツを紹介

読解力を鍛えたいなら、

中国語の文法をしっかり理解した上で、中国語の文章をとにかくたくさん読む

これがおすすめです!

多読の3つの方法

タブレットを操作する男性

読解力を強化するには多読が有効なわけですが、多読の方法としておすすめなのは下記の3つです。

多読するための方法
  1. 検定試験の過去問を解く 
  2. 中国語のニュースを読む 
  3. 中国語の本を読む

順番に見ていきましょう。

1.検定試験の過去問を解く

中国語検定やHSKの過去問を解く勉強法です。

中国語検定やHSK、TOCFL(台湾華語)は主にリスニングのパートと読解のパートに分かれています(資格、級によっては作文のパートもあり)。

その中の読解パートの問題を解くことで、読解力の強化を狙えます。

試験問題の読解のパートをやって読解力を強化することのメリットは、

  • 文章を読むことの目的が明確なのでしっかり勉強でき、継続もしやすい
  • 文章を読んでちゃんと理解できているかをその場でチェックできる

ということです。

ここで言う「文章を読むことの目的」とは何でしょうか?

それは「検定試験の問題を解くこと」です。

文章を読むことの目的がはっきりすることで、読んでいる途中で集中力が切れるのを防ぎやすくなると思います。

中国語の本やニュースを読んでいると、人によっては途中で集中力が切れ、なぁなぁになってしまうかもしれません。

一方、文章を読んだ後に理解度をチェックする問題が待ち構えていると「問題を解くためにしっかり読もう!」という気になりませんか?

私はなります。

問題に正解したい!と自然と気合いが入ります。

今は長文問題専用のテキストもあるので、読解力を強化したい方は是非活用してみてください。

HSK公認 長文テキスト 5級

2.中国語のニュースを読む

中国語のニュースを読むことによって読解力を鍛えるという方法です。

読解力を鍛えられるだけでなく、経済や国際情勢を勉強することができます。

教材(=ニュースの記事)が無料で手に入るのもポイントです。

日経中文版か百度新聞がおすすめ

中国語のニュースはネットで探せば簡単に見つかります。

私のおすすめのニュースサイトをご紹介します。

上記の2サイトをおすすめする理由は、

  • コンテンツのジャンルが豊富で、興味のある分野の記事を選んで読める
  • パソコンはもちろん、スマホやタブレットでも閲覧可能
  • 基本的に無料

ということです。

「日経中文版」は日本のニュースを中国語で読むことができます。

もちろん中国国内や国際関係のニュースもありますが、日本のニュースもかなり充実しています。

日本国内のニュースを中国語で読めるのは貴重だと思います。

一方の「百度新聞」は中国のウェブサイトです。

日本のYahoo!ニュースに相当するものだと思っていただければいいかと思います。

「百度新聞」は中国のサイトということで、コンテンツもやはり中国国内のニュースが圧倒的に中心です。

中国国内のトレンドや政治・経済情勢を知りたい方には「百度新聞」がおすすめです。

3.中国語の本を読む

中国語の本を読んで読解力を鍛えるという方法です。

本を読むのが好き!という方におすすめです。

中国語で書かれていたとしても、書物から得られる知識や気付きは世界共通だと思います。

興味のある本を読んでみましょう

どんな本でもいいと思うので、自分が興味のあるジャンルの本を読んでみましょう。

興味のないことに関する文章は、読む気になりませんよね?

自分の好きなジャンルの本なら読んでいて飽きないと思いますし、長続きしやすいと思います。

「三國志や西遊記が好き」なら、本場の中国で出版されているものを読んでみる

「現代小説が好き」なら、中国語の小説を探してみる

「自己啓発やビジネス本に興味がある」なら、自己啓発・ビジネス関係でどんな本があるのかを調べてみる

こんな感じで、自分の好きな本を探して、読んでみるといいですね。

児童向けの文学もおすすめです

「自己啓発とかはいいから、あくまでも勉強のために中国語の本を読みたい」

という方は、中国の児童向けの本もおすすめです。

「子ども向けの本なんか…」と侮ってはいけません。

児童向けの本は、中国人の子ども向けに比較的易しい中国語で書かれていますし、挿絵や写真が多めに使われる傾向にあります。

中国人の子どもたちだけでなく、私たち外国人にとっても読みやすくなっています。

中国語の長文を読むのが苦手な方は、長文を読むのに慣れるための第一歩として「中国の児童向けの本」を読んでみるのがおすすめです。

中国語の文章を多読するための方法は、

  1. 中国語の検定試験の過去問を活用する(中国語検定かHSK、繁体字ならTOCFL)
  2. 中国語のニュースを読む(日経中文版か百度新聞がおすすめ)
  3. 中国語の本を読む(自分の好きなジャンル、或いは児童向け文学も可)

がおすすめです!

多読で読解力を鍛えるコツ

本を片手に木材の上に座る男性

ここまでは、中国語の読解力を鍛えるには多読が効果的であること、

そして中国語を多読するための方法としては

「検定試験の過去問を解く/中国語のニュースを読む/中国語の本を読む」

という方法があることをご紹介してきました。

どの方法で勉強しても、継続しさえすれば読解力は鍛えられると思います。

なので、自分が興味のある方法や、「これなら今すぐ始められそう」、「無理なく続けられそう」だと思う方法から試してみるのがいいですね。

例えば私が普段やっているのは、

  • 検定試験(中国語検定1級)の過去問を解く
  • 中国語のニュースを読む

という2つの方法で中国語の読解力強化に努めています。

理由としては、

  • 検定試験の過去問
    • 中国語検定1級に向けて勉強中だから
    • 問題を解くのが好きだから(高校の定期テスト大好きでした)
  • 中国語のニュース
    • 通勤時や仕事帰りの電車の中でも気軽に見られて便利だから
    • 社会勉強になるから

です。

こんな感じで、自分が中国語を勉強する目的だったり状況に合わせて、無理なく続けられそうな方法を試してみてください。

ただ、どんな方法で読解力を鍛えるにせよ、意識しておくといいと思うポイントがあります。

それは、

単語ではなく文章の意味を考える

ということです。

読解力強化には(単語じゃなく)文章を読む

中国語の文章を読みながら知らない単語を全て調べようとする人がいます。

が、必ずしもそこまでする必要はないというのが私の考えです。

私も以前は、中国語の本を読みながら知らない単語を全て調べようとしていました。

しかし、自分にとってこのやり方は、あまり効率的ではありませんでした。

何となく想像できますか?

知らない単語を全部調べようとすると、本(文章)全体の内容はほとんど頭に入ってこなくなります。

意識がだんだんと単語の方に偏ってきてしまいます。

単語を調べるたびに文章を読むのを中断するので、テンポも悪くなります。

折角本を読んでいるのに内容が頭に入ってこなかったら意味ありませんし、読解力も鍛えられないと思ったので止めました。

ここから得た教訓は、知らない“単語”を全て調べるのを止めて、“文章”を読むことに徹するのが吉だということです。

単語を読むのではなく、文章を読むことを意識するわけです。

単語の意味を知ろうとするんじゃなくて、文章の意味を知ろうとしましょう。

単語は調べなくてもいい?

単語を全て調べなくてもいいと言いましたが、単語を調べた方がいい場合もあります。

それは、

知らない単語が多くて文章の意味が分からないとき

です。


知らない単語があり、そのせいで文章の読解が進まない場合、文章の意味を知るために単語を調べましょう。

意味が分からない文を無視して読み進めてしまうと、その先の文章まで理解し難くなります。

分からないことをそのままにしておくと、モヤモヤしてスッキリしないというのもありますよね。

どちらも読解力を鍛える上ではマイナスになってしまうので、必要に応じて単語を調べて、文の意味を理解しながら読み進めていきましょう。

今回の記事はここまでです。

『中国語の読解力を鍛える方法』まとめ
  • 中国語の読解力強化には「多読」が効果的。仕事や運動のスキルと同じく、読解のスキルも練習を重ねて鍛える
  • 多読の方法は「検定試験を活用/中国語のニュースを読む/中国語の本を読む」の3つがおすすめ
  • 基本的に文中の単語は調べない。ただ、「単語を知らないせいで文章理解に支障があるとき」は単語を調べる

最後までご覧いただきましてありがとうございました!