「中国語を勉強しているけど話せるようにならない」
「自分の中国語の会話力に自信がない」
「中国語を話すのが恥ずかしい」
とお悩みではありませんか?
中国語を勉強していると、どうしても知識の習得やリスニング、リーディングのスキルを強化することの割合が大きくなります。
スピーキングを強化するのが疎かになってしまいがちです。
これはやる気の問題とか勉強法の問題じゃなくて、日本で中国語を勉強するなら仕方ないことです。
が、もし中国語を話す機会があるんだったら、そうも言ってられませんよね。
話せるようにならないといけません。
中国語を話せるようになるには才能云々よりも「マインド(気の持ち様)」が大事です。
中国語に自信がなくても話すことが大事
中国語を話せるようになるには、中国語を話すことが近道です。
自信がなくてもアウトプットする、未完成のままでもとりあえず使ってみる。
これが大事だと考えています。
進歩したから話すのではなく、話すから進歩する
中国語を話すようにしていると、会話力が後からついてきます。話せるようになってくるわけですね。
卵が先か鶏が先かみたいな話ですが、中国語の場合は話すのが先で、それから段々と話せるようになってきます。
話せるようになってから話すのではなく、話すから話せるようになるのです。
話すということは、聞くのや読むのとは違う特殊なスキルです。
頭の中でゼロから文章を考えて、それを音に変換して発声しないといけません。
中国語を話せるようになるためには「話すための練習」が必要になってきます。
中国語を話すための勉強法としてベストなのは、中国語の知識をアウトプットすることです。
アウトプットを通してレベルアップ
中国語の勉強は「インプット+アウトプット」が理想的です。
見たり聞いたりすることによって知識が蓄積され(インプット)、
蓄積した知識を使って何かをする、知識を外に出していく(アウトプット)
このような過程を踏むことによって初めて中国語を自分のモノにすることができると思います。
話せないのはインプットと比較してアウトプットが少ないからでしょう。
折角大量の情報をインプットしたわけですし、アウトプットしないともったいないですね。
「中国語を話せる」ようになりましょう
中国語を話す能力を身に付ける前に、まずは中国語を話すメンタルを身に付けるようにするといいでしょう。
中国語を話せば会話力がついて話せるようになってきます。
というわけで、中国語を話してみることが大事で、それにはメンタルブロックを外すことが必要になってきます。
メンタルブロックを外して「中国語を話せるようになる」ための方法をご紹介します。
中国語を話せるようになるための考え方
中国語を話すのを妨げているメンタルブロックの種類を考えてみました。
・自分の中国語に自信がない ・中国語を話すのが恥ずかしい ・中国語が下手だと思われたくない |
こんなところでしょうか。
一つずつ解決していきましょう。
自分の中国語に自信がなくても他人にとっては気にならない
自分の中国語は全然ダメだと思っても、他人はそこまで気にしていないことが多いと思います。
語学力の自己評価は低くなりがち?
語学力の自己評価は低くなりがちです。
実は話せるのに「発音が悪いし片言だし、自分はまだまだ」と思ってしまい結局何も話せない、みたいな感じです。
自分自身の悪いところが過剰に気になってしまうんですよね。「発音が上手くないから話すには早いかな…」みたいに。
謙虚なのはいいことかもしれませんが、あまりにも自己評価が低いのもマイナスだと思います。
これまでに日本人の中国語学習者を百人以上は見てきましたが、やっぱり「自分の中国語はまだまだ」だと思って話せないという人が多いと思います。
かくいう私も昔はそうでした。
発音が良くないとか、流暢に話せないとか、話すのが遅いとか、そんなことばかりが気になっていました。
で、恥ずかしくなって結局何も話せなくなってしまうという感じでした。
解決したのは北京へ語学留学したときです。
中国語を始めたばかりの他の日本人留学生が中国人や留学生の友だちに囲まれて楽しそうに過ごしているのを見て、
「中国語を始めたばかりでも(未熟でも)話すことが大事なんだ」
と思いました。
中国語が未熟でも話さないよりはずっといい
中国語が未熟でも、話さないよりはずっといいのではないでしょうか。
私も経験があるのですが、こっちが間違えたところで相手は気にしません。
以前の私のように自分を良く見せようとすると、緊張して上手く話せなかったりして余計落ち込むことになります。
で、「もうちょっと上手くなってから積極的に話そう」となってしまう。
これじゃ精神を無駄に消耗しますし、上達する機会を逃してしまうことにもなってしまいます。
そうならないためには、自分のありのままの実力を出せばいいと思います。
発音が悪くても、流暢じゃなくても、文法を間違えても、中国語を話すことが大事です。
話せばきっとポジティブな影響があるはずです。
少なくとも中国語の会話力は上達するでしょう。
いきなり自己評価を変えるのは難しいかもしれませんので、まずは「自分の中国語は上手なわけじゃないけど、思い切って話してみよう」という気持ちを持つように意識してみるといいかもしれません。
プライドと恥じらいを一旦捨ててみる
「中国語を話すのが恥ずかしい」とか「中国語が下手だと思われたくない」と思うのは自然な感情だと思います。
が、それが中国語を話す妨げになっていたら、そういったプライドや恥じらいを一旦捨ててみるといいですね。
中国語を話せるようになるためには、プライドも恥じらいも邪魔になります。
中国語を話すのが恥ずかしいと思うのは、自分の中国語が未熟だと思うからなのかもしれません。
私もそうだったので、恥ずかしいとか「何か話しにくい」と思う気持ちはわかります。
が、それを言ったらキリがありません。
自分の中国語が未熟で恥ずかしいから話したくないというなら、逆に、中国語がどれだけ上達したら恥ずかしがらないで話せるようになるのでしょうか?
ネイティブレベルになってからでしょうか?
ネイティブレベルの中国語を目指すのは素晴らしいと思いますが、ネイティブレベルに到達するには中国語をたくさん話して、アウトプットを積み重ねないといけません。
練習しないと上手くなりません。
中国語を武器に活躍している人全員がネイティブ並みの中国語を話せるわけじゃない
中国語を使って活躍している人全員がネイティブ並みに中国語が上手いかというと、そうとは限りません。
中国語を使って活躍している人の中には発音に日本人訛りがあったり、流暢じゃなかったり、文法的に間違った中国語を話している人もいます。
が、彼らは中国語を人の役に立てているし、日中の架け橋として活躍しています。
中国語を話せるかどうかは能力以上にマインドが大事
中国語を話せるかどうかは、中国語の会話力よりマインドが大事になってきます。
私が中国へ留学していたときも、中国語がネイティブ並みに流暢というわけではなくても、どんどん中国語で話しかけて友だちを作ったり、みんなが楽しめるようなイベントを企画したりするような人がいました。
一方の私は、HSK6級を持っていても、中国語を話せないままでした。
中国語を話せる人と話せない人を比べてみると、中国語のレベル自体は中国語を話せない人の方が高いというケースもあります。
が、中国語の会話力ということになると、中国語のレベルが高くない人の方が話せているということも珍しくありません。
結局、話せる人と話せない人の違いはマインドだと思います。
私の推測になってしまいますが、話せる人は語学力の面で必要以上に自分を良く見せようと思っていないような気がします。
中国語を話すことの目的にフォーカスする
話せる人は、発音が訛ってるとか文法的に間違っていることを気にするよりも、
自分が中国語を使ってやりたいこと(友だちを作る、みんなで楽しいことをやる)にフォーカスすることによってプライドや恥じらいを屈服させている
ように思います。
話せない人は、発音の訛りとか文法的な間違いが過剰に気になってしまっているのかなと思います。
プライドが邪魔をしてなかなか話せず、友だちを作るとか中国人とコミュニケーションを取るといったもっと大事なこともできないままです。
これでは本末転倒ですよね。
こんなもったいないことを繰り返さないために、
「中国語を話せるかどうか」
ではなく、
「中国語を話してどんなことをしたいか」
にフォーカスしてみましょう。
例えば、
中国人の友だちを作りたい/旅行のときにレストランの店員や現地の駅員とコミュニケーションを取りたい/中国のお客様を接待したい/中国出張のときに現地のビジネスパートナーに挨拶したい |
こんな感じですね。
強い目的意識を持って、プライドや恥じらいを屈服させてしまいましょう。
一人でも中国語の会話力を強化できる勉強法
中国語の会話力を強化できる勉強法をまとめてみました。
ここで紹介するのは、一人でもできる勉強法です。
・暗唱:中国語の文章を暗記し、何も見ないで最初から最後まで発声する
・シャドーイング:聞こえた中国語を聞こえたままに後に続いて発声する
発音や文法、単語などの基礎知識に自信がないという方は、以下の記事も合わせてご覧いただくといいかと思います。
◆発音
・日本人にとって難しい発音(“e”、有気音と無気音、そり舌音、鼻音)のコツ ⇒中国語の発音のコツを紹介【4大“難しい発音”を克服しよう】 ・中国語の声調について ・ピンインの読み方の覚え方 |
◆文法
・中国語の文法を整理する |
◆単語
・単語ノートの作り方と活用法 ・単語の覚えるためのノウハウ ・中国語の介詞と接続詞について |
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事をご覧くださった方は「中国語を話せるようになりたい」という強い気持ちをお持ちでしょうね。
その気持ちを忘れなければ、いつかはきっと中国語を話せるようになると思います。
失敗してもいいと思いますし、前向きにいきましょう!
コメント