「中国語の文法を勉強してきたけど、本当に覚えられたかどうか不安です」
「初級の段階だと、中国語文法のどんなところを押さえておけばいい?」
こんな疑問にお答えします。
中国語文法を勉強中、或いは一通り勉強し終えた段階で知っておくといい「中国語文法の特徴」を解説します。
チェックリストのようにお使いいただければ、初級段階で必要な文法を押さえられているかを確認できます。
「よくわからない」という文法があっても、この記事内の解説を読むことで最低限の理解はできるようになっています。
私は2012年から中国語を勉強しています。
私の場合は元々文法は得意なほうで、勉強して2ヶ月で受けた中国語検定4級や、その更に2ヶ月後のHSK4級試験では、読解や作文では高得点をとれていました。
その経験も踏まえて今回の記事を作成していますので、内容もある程度信頼していただいていいんじゃないかと思います。
それではどうぞ。
初級段階の中国語文法の特徴7選
中国語文法を勉強した初級者が押さえておくべき「中国語文法の特徴」を7個ご紹介します。下記の通りです。
- 特徴①:「できる」が3種類ある
- 特徴②:目的語が2個あったら「~に~を」の順番
- 特徴③:「~をしに~へ行った」などの語順は時系列になる
- 特徴④:回数や時間の長さは動詞の後ろに来る
- 特徴⑤:「了 le」は過去形ではない
- 特徴⑥:「介詞」をよく使う
- 特徴⑦:「補語」が何種類もある
どれも大事なポイントなので、順番に解説していきますね。
中国語の「できる」は3種類ある
可能を表す言葉、日本語は「できる」の1種類のみ常用ですが、中国語は3種類の「できる」があります。
それが「会」「能」「可以」です。この3種類の違いは下記の通りです。
- 会:学習によって技術や能力を習得したことを表す。
- 能:知識や能力、条件や状況が備わっていることを表す。
- 可以:許可があることを表す
例文を見てみましょう。
- 日本語①:中国語を 話すことができる。
- 中国語①:我 会 说 汉语。
- 日本語②:明日の会議に 参加できる。
- 中国語②:我 能 参加 明天的会议。
- 日本語③:ここに 荷物を 置くことができる。
- 中国語③:这里 可以 放 东西。
上記の通りで、日本語はどれも「できる」ですが、中国語では「できる」の理由によって、更に「会」「能」「可以」の3種類を使い分けます。
更に例文を見てみましょう。下記の例文の日本語訳はどれも「わたしは中国語を話せる」ですが、「どうして中国語を話せるのか」という理由が微妙に違います。
- 中国語①:我 会 说 汉语(理由:勉強の結果、中国語を話せるようになったから)。
- 中国語②:我 能 说 汉语(理由:中国語の語学力に加えて、話し相手などもいて、中国語を話す環境が整っているから)。
- 中国語③:我 可以 说 汉语(理由:中国語を話してもいいという許可があるから)。
上記の通りで、同じ「できる」でも微妙な違いがあります。
使い方を間違えると意味が変わってくるので、混同しないようにしっかり覚えておきましょう。
目的語が2個あったら「~に…を」の順番
日本語にも中国語にも、1文の中に目的語が2個あるケースがあります。
例えば「わたしは彼にプレゼントを贈る」という文は、1文に「彼」と「プレゼント」という2つの目的語があります。
このようなケースで、日本語の場合は2つの目的語は順不同ですが、中国語の場合は目的語の順番が決まっています。
例文を見てみましょう。
- 日本語①:わたしは 彼に プレゼントを 贈る。
- 日本語②:わたしは プレゼントを 彼に 贈る。
- 中国語①:我 给 他 一 个 礼物(日本語訳:わたしは彼にプレゼントを贈る)。
- 中国語②:我 给 一 个 礼物 他。※これは間違い!
上記の通りで、日本語は目的語の順番が入れ替わってもOKなのに対し、中国語は順番が決まっています。どんな順番になるかと言うと「動作の対象、動作が及ぶ物事」です。日本語に当てはめると「~に、…を」の順番です。
目的語の順番を間違えるとそもそも中国語の文として成立しないので注意です。
この文型を専門用語で「二重目的語」と言いますが、言葉は覚えなくても大丈夫なので、ルールだけはしっかり覚えておきましょう。これについての詳しい解説がほしい人は中国語検定4級の文法「二重目的語」を解説しますもおすすめです。
動詞の語順は基本、時系列になる
1文の中に動詞が2個ある場合の「動詞の順番」についてです。
例えば「スーパーへ買い物に行く」みたいな文ですが、日本語は動詞の順番が時系列とは限りませんが、中国語は基本的に時系列になります。
例文を見てみましょう。
- 日本語:わたしは スーパーへ 買い物に 行きます。
- 中国語:我 去 超市 买东西。
上記の通りて、中国語は「スーパーへ行く」→「買い物する」という時系列で動詞が並んでいるのがわかります。
更に例文を見てみましょう。
- 日本語①:わたしは 映画を 見に 行きます。
- 中国語①:我 去 看 电影。
- 日本語②:彼は わたしたちに 会いに 来ました。
- 中国語②:他 来 看 我们。
「行く」→「映画を見る」は時系列と言えるのか?と思うかもしれませんが、「映画を見にいく」→「行く」の順番ではなく、「行く」という動作の後に「映画を見る」という動作が発生するので、これは時系列と言えます。
中国語では、1文の中に動詞が2個以上ある場合、「動詞の順番は時系列になる」と覚えておきましょう。
ちなみに、動詞が2個以上ある文は専門用語で「連動文」と言います。参考書でも「連動文」という言い方はよく使われるので、覚えておくといいかもしれません。
回数や時間の長さは動詞の後ろに来る
回数や時間の長さを表す言葉は、日本語では動詞の前に来ますが、中国語は逆に動詞の後ろに来ます。
例文を見てみましょう。
- 日本語①:わたしは 中国へ 1回 行ったことがある。
- 中国語①:我 去 过 一 次 中国。
- 日本語②:わたしは 中国語を 1ヶ月 勉強した。
- 中国語②:我 学 了 一 个 月 汉语。
上記の通りで、日本語は「回数 or 時間の長さ+動詞」の順番ですが、中国語は「動詞+回数 or 時間の長さ」です。
専門用語では、中国語で動作の回数を表す言葉を「数量補語」、時間の長さを表す言葉を「時量補語」と言ったりします。
専門用語は初級段階で覚えなくて大丈夫ですが、「動詞+回数 or 時間の長さ」という順番は覚えておきましょう。
中国語の「了 le」は過去形ではない
中国語の「了 le」についてです。
よく「“了 le”は過去形」と言われますが、実際はそうではなく、過去形とは全くの別物です。
実際は、中国語の「了 le」は「動作の完了」を表します。
過去だけでなく未来のことにも使えるので、安易に「“了 le”は過去形」と覚えるのはNGです。
例文を見てみましょう。
- 中国語①:我 吃 早饭(日本語訳:わたしは朝食を食べます)。
- 中国語②:我 吃 了 早饭(日本語訳:わたしは朝食を食べました)。
- 中国語③:我 吃 了 早饭 就 上班(日本語訳:わたしは朝食を食べたら仕事へ行きます)。
上記の通りで、過去のことだけでなく未来のことについても「了 le」を使うことができます。
どうしてかと言うと、「了 le」はそもそも過去形ではなく「動作の完了」だからですね。
とても大事なポイントなので、他の例文も見て理解を深めましょう。
- 中国語①:我 去 上班(日本語訳:わたしは仕事へ行きます)。
- 中国語②:我 昨天 去 上班 了(日本語訳:わたしは昨日仕事へ行きました)。
- 中国語③:我 一会儿 就 去 上班 了(日本語訳:わたしはあとちょっとしたら仕事へ行きます)。
そもそも中国語には過去形がありません。
「“了 le”は過去形」という認識は完全に捨てて、「“了 le”は“動作の完了”を表す」と覚えておきましょう。
中国語では「介詞(前置詞)」をよく使う
中国語は「介詞」を非常によく使います。
「介詞」は英語の「前置詞」にあたるものですが、日本語には介詞の概念がないのでわかりにくいと思います。
介詞は名詞を伴って「介詞フレーズ」をつくり、動詞や形容詞を詳しく説明するものです。
主な介詞と使用シーンをまとめましたので、ご覧ください。
在 zài
- 意味:動作を行う場所を表す。
- 例文①:我 在 家 学习(日本語訳:わたしは 家で 勉強します)。
- 例文②:他 在 超市 买东西(日本語訳:彼は スーパーで 買い物をします)。
离 lí
- 意味:距離や時間の隔たりを表す。
- 例文①:我 家 离 超市 很 近(日本語訳:わたしの家は スーパーに 近いです)。
- 例文②:离 上班 还有 一点儿 时间(日本語訳:仕事まで あと少し時間があります)。
从 cóng
- 意味:場所や時間の出発点を表す。
- 例文①:我 从 北京 来 的(日本語訳:わたしは 北京から 来ました)。
- 例文②:我 从 大学 的 时候 开始 学习 汉语(日本語訳:わたしは 大学のときから 中国語を始めました)。
把 bǎ
- 意味:処置の対象を表す。
- 例文①:我 把 作业 做 完 了(日本語訳:わたしは 宿題を やり終えました)。
- 例文②:我 把 衣服 弄 脏 了(日本語訳:私は 服を 汚しました)。
被 bèi
- 意味:受け身を表す。
- 例文①:我 被 他 骗 了(日本語訳:わたしは 彼に 騙されました)。
- 例文②:他 被 警察 抓 了(日本語訳:彼は 警察に 捕まりました)。
比 bǐ
- 意味:比較を表す。
- 例文①:我 比 他 大 三岁(日本語訳:わたしは 彼より 3歳年上です)。
- 例文②:夏天 北京 比 东京 更 热(日本語訳:夏の北京は 東京より 暑いです)。
上記の介詞は全て覚えるべきだと思います。
中国語では「受け身」や「比較」も介詞で表現することも覚えておいてください。
“把”構文も大事なのでしっかり覚えておきましょう。“把”構文は解説すると長くなるので中国語の“把”構文の文法や用法を解説【中国語検定4級対策に】の記事で詳しい解説をしています。もっと知りたい人はご覧ください。
中国語は「補語」が5種類ある
「補語」というのは「動詞や形容詞の補足説明をするもの」です。
介詞と似ていますが下記のような違いがあります。
- 介詞:場所や時間、対象といった具体的なものを説明する。
- 補語:程度や結果、方向といった主に目に見えないものを補足説明する。
介詞は動詞や形容詞の後ろに置かれます。介詞が動詞や形容詞の前に来るのとは正反対です。
日本語には補語はありませんが、中国語には5種類の補語があり、どれもめちゃくちゃ大事です。
5種類の補語と例文です。
状態補語
- 意味:動作や状態の状態や程度を表す。
- 文法:動詞/形容詞+“得”+状態や程度
- 例文①:你 汉语 说 得 非常 好(日本語訳:あなたは中国語を話すのが とても上手 です)。
- 例文②:我 每天 过 得 很 开心(日本語訳:わたしは毎日 楽しく 過ごしています)。
結果補語
- 意味:動作の結果ある状態を達成したことを表す。
- 文法:動詞+結果を表す語
- 例文①:我 听 懂 了 他 的 汉语(日本語訳:わたしは彼の中国語を 聞き取れました)。
- 例文②:我 写 完 了 这 篇 文章(日本語訳:わたしは文章を 書き終えました)。
可能補語
- 意味:動作の結果ある状態を達成できるかどうかを表す。
- 文法:動詞+“得”/“不”+結果を表す語
- 例文①:我 听 得 懂 汉语(日本語訳:わたしは中国語を 聞き取れます)。
- 例文②:我 写 不 完 这 篇 文章(日本語訳:わたしは文章を 書き終えることができません)。
方向補語
- 意味:動作の方向を表す。
- 文法:動詞/形容詞+方向を表す語
- 例文①:他 把 书包 放 下 了(日本語訳:彼はバッグを 置いた)。
- 例文②:天气 冷 起来 了(日本語訳:寒く なってきた)。
数量補語
- 意味:動作の回数や時間の長さを表す。
- 文法:動詞+回数/時間の長さを表す語
- 例文①:我 去 过 一次 中国(日本語訳:わたしは中国へ1回行ったことがあります)。
- 例文②:我 等 了 半 个 小时(日本語訳:わたしは30分待ちました)。
上記の通りで、中国語には5種類の補語があります。
大事なのでもう1度言うと「状態補語」「結果補語」「可能補語」「方向補語」「数量補語」ですね。この5種類の補語は必ず覚えるようにしましょう。
ということで、初級段階で知っておくべき中国語文法の特徴を7個ご紹介しました。ちょっと復習してみましょう。
- 特徴①:「できる」が3種類ある
- 特徴②:目的語が2個あったら「~に~を」の順番
- 特徴③:「~をしに~へ行った」などの語順は時系列になる
- 特徴④:回数や時間の長さは動詞の後ろに来る
- 特徴⑤:「了 le」は過去形ではない
- 特徴⑥:「介詞」をよく使う
- 特徴⑦:「補語」が何種類もある
初級の段階では上記7個の文法事項を押さえておけばとりあえず大丈夫です。
しかし「これらの特徴はだいたい大丈夫だけど、介詞や補語みたいな要素が増えてくると語順とかで混乱する…」という問題もあるかもしれないので、ここからは「中国語の基礎となる語順」を解説したいと思います。
中国語の基礎文法を図式します
中国語の基礎文法の語順をご紹介します。下記の通りで、比較用に日本語の語順と並べています。
- 日本語:限定語+主語+限定語+目的語+状態語+述語
- 中国語:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
下記、言葉の説明です。
- 主語:文の主題となる「人」や「物」を表す。主語になれる語:名詞、代名詞
- 述語:その人や物の「動作」や「状態」を表す。述語になれる語:動詞、形容詞
- 目的語:動作の「対象」を表す。目的語になれる語:名詞、代名詞
- 限定語:主語や目的語といった名詞の「属性」を表す。限定語になれる語:名詞、動詞、形容詞、等々
- 状態語:動作の「時間、場所、様子、範囲」などを表す。状態語になれる語:副詞、時間を表す語、介詞フレーズ、等々
- 補語:動作の「程度、結果、方向、数量」などを表す。補語になれる語:状態補語、結果補語、可能補語、方向補語、数量補語
これが中国語の基礎となる語順です。
初級段階の中国語の文は大体、上記の語順に当てはまるからですね。
例文を見てみましょう。
- 例文①:我 还 没 吃 完 早饭(引用:第99回中国語検定4級試験問題)。
- 図式:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
- 解説:(限定語)+我+还没+吃+完+(限定語)+早饭。
上記の通りで、先述の基本語順に当てはまっていますね。
二重目的語の場合は、最後の「限定語+目的語」を繰り返します。
例文を見てみましょう。
- 例文②:我 的 朋友 送 我 一 个 生日 礼物(引用:第99回中国語検定4級試験問題より一部改編)。
- 図式:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+限定語+目的語(+語気助詞)
- 解説:我的+朋友+(状態語)+送+(補語・アスペクト助詞)+(限定語)+我+一个+生日礼物。
連動文の場合は、「状態語」より後ろをまるごと繰り返す形になります。
例文を見てみましょう。
- 例文③:我 早上 起床 后 去 市场 买 了 一 条 鱼(引用:第99回中国語検定4級試験問題)。
- 図式:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
- 解説:(限定語)+我+早上起床后+去+(補語・アスペクト助詞)+(限定語)+市场+(状態語)+买+了+一条+鱼。
上記の通りです。
二重目的語や連動文になると形はちょっと変わりますが、一番の基本は最初に書いた図式です。
- 中国語:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
初級の段階では、記事の前半で解説した7個のポイントに加えて、この図式を理解できていれば大丈夫です。
ということで、中国語文法の基本中の基本となる語順をご紹介しましたが、いかがでしょうか?繰り返しになりますが、下記にまとめてみました。
- 基本語順:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
- 二重目的語:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+限定語+目的語(+語気助詞)
- 連動文:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
上記の語順はしっかり覚えておきましょう。
次の問題点は「これを理解するだけでいいのか?そのあとはどうすればいいの?」ということになるかと思いますので、「基礎文法の知識をつけた後はどうすればいいのか」を最後にご紹介します。
文法知識をつけたら、アウトプットしよう
基礎文法の知識をアウトプットしていきましょう。
知識をアウトプットすることで理解が深まり、定着していくからです。
知識を頭で理解することも大事ではあるものの、それだけでは知識の応用はできません。
どうすればいいかというと、覚えた知識を応用できるような何かをしてみるといいですね。
中国語文法の場合は、例えば中国語の文章を読む、並べ替えの問題を解いてみるという感じです。
おすすめは検定試験の問題を活用すること
わたしのおすすめは「検定試験の過去問を解くこと」です。
検定試験の問題はしっかり作り込まれているので信頼できますし、無料で手に入れることもできるからです。
初級段階なら、中国語検定4級かHSK3級の筆記問題をやってみるといいと思います。
この記事でご紹介した文法事項を理解できていれば、ほとんどの問題は大丈夫なはずですので。
試験問題は下記のサイトからダウンロードしてみてください。
- 中国語検定:試験問題・解答(日本中国語検定協会)
- HSK:资源中心(汉语考试服务网)
※HSKはサイトの表示言語が中国語です。ダウンロード方法がわからない人はHSKのサンプル問題を無料でダウンロードできるサイトを紹介!の記事をご参考ください。
「検定試験を受けようとは考えてない」という人もいらっしゃると思いますは、試験を受ける受けないに関わらず、試験問題は教材として優秀です。
是非、試験問題を活用して文法知識を深めていってください。
ということで、今回の記事は「初級段階で知っておくべき中国語文法の特徴」と「中国語の語順」を解説し、最後に文法を知識に定着させる勉強法を簡単にご紹介しました。
まとめです。
【初級段階の中国語文法の特徴】
- 特徴①:「できる」が3種類ある
- 特徴②:目的語が2個あったら「~に~を」の順番
- 特徴③:「~をしに~へ行った」などの語順は時系列になる
- 特徴④:回数や時間の長さは動詞の後ろに来る
- 特徴⑤:「了 le」は過去形ではない
- 特徴⑥:「介詞」をよく使う
- 特徴⑦:「補語」が何種類もある
【中国語の基本語順】
- 基本語順:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
- 二重目的語:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+限定語+目的語(+語気助詞)
- 連動文:限定語+主語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語+状態語+述語+補語・アスペクト助詞+限定語+目的語(+語気助詞)
【文法を知識に定着させる方法】
- 覚えた基礎文法の知識を応用して何かをする
- おすすめは中国語検定かHSKの読解・筆記問題を解くこと
中国語の基礎文法は日本語を違うところがあって難しいのですが、慣れるまでの辛抱です。
初級段階で覚えてしまえば今後もずっと使える知識になるので、頑張って覚えましょう。
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