HSK3級の対策【合格するためのおすすめの勉強法】

上海の外灘のカラフルな夜景

今回は、HSK3級の勉強法についての記事です。

 「HSK3級を取りたいけど、どうやって勉強すればいいのか分からない」

 「自分なりに勉強しているけど、もっといい方法はないかな?」

と思っている方に向けて書いています。

私は2012年9月にHSK3級に合格しました。中国語を始めてから4ヶ月後のことです。

HSK3級はしっかり勉強していればほとんどの方は合格できると思います。この記事では、HSK3級の勉強法をご紹介します。

HSK3級の内容

上海の高層ビル群の画像

HSK3級を受けるのは、HSK2級か中国語検定準4級を持っている方、或いはHSK2級レベルの実力があって、いきなりHSK3級に挑戦する方だと思います。

中国語検定と照らし合わせると、中国語検定準4級と4級の中間くらいだと思います。

HSK3級のレベル

HSK3級のレベルは下記のようになっています。

HSK3級は、受験生の日常中国語の応用能力を判定するテストです。

「中国語を使って、生活、学習、仕事等における基本的なコミュニケーションができる。中国旅行の時も大多数の場合において中国語で対応することができる」ことが求められます。

引用:HSK日本実施委員会

基本的なコミュニケーションができることの証明になりますね。

学習の目安としては、

600語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。大学の第二外国語における第二年度前期履修程度の学習が目安とされています。

引用:HSK日本実施委員会

とのこと。

HSK2級の語彙力が300語程度なので、HSK2級→3級で求められる語彙力が2倍程度になるということですね。

大事なのは、HSK3級はほとんど全ての文法事項が出てくるということです。介詞や接続詞、補語などの文法もしっかりとおさえておく必要があります。

HSK3級の試験内容

HSK3級はリスニング、読解、作文から構成されています。

リスニング、読解、作文がそれぞれ100点満点で、合計300点満点です。HSK3級は全体の6割以上(180点以上)で合格となります。

HSK3級とHSK2級までとの違い

全体的にHSK2級と似ている印象で、HSK2級を取得されている方なら問題はないかと思います。

が、HSK2級までとは違うところもあって、それは、

 ・問題用紙のピンインが表記されなくなる 

 ・作文問題が出題される

 ということです。

問題文にピンインが併記されなくなることはそこまで問題にはならないかと思います。どっちみち漢字を読んだ方が日本人にとっては分かりやすいですしね。

一方の作文問題はしっかり対策しておくべきだと思います。

作文の問題内容はこんな感じです。

HSK3級の作文の出題内容

引用:HSK日本実施委員会

第2部分の空所補充問題は漢字1文字を書くだけなので、単語を覚えてさえいれば簡単に解答できます。

問題は第1部分の並べ替え問題ですね。

語彙力の他に文法知識も必要になってきますし、並び替えのコツも知っておくといいでしょう。

HSK3級の勉強法

上海の夕日

HSK3級の勉強法は、

 (1) HSK3級の過去問を解く

 (2) 単語を覚える

 (3) 語句の並べ替えの練習をする 

 この3つになるかと思います。

1.HSK3級の過去問を活用する

HSK3級の過去問を解くことが、HSK3級対策のメインになります。

正直、HSK3級の過去問を繰り返し解いておけばまず問題はないんじゃないかと思います。

HSK3級の過去問を解くことの狙いは、

 ・文法知識の確認と語彙力の強化

 ・リスニング、リーディング、ライティング(並び替え)のスキルを強化 

 ・HSK3級の問題内容に慣れる

 ・自分の弱点を把握して強化する

 です。

HSK3級の対策で必要なことのほとんどは、過去問を使えばできるのではないかと思います。

HSK3級の過去問の解き方

過去問の解き方としては、

 ① 問題を実際の検定試験と同じ形式で解く

   ・知らない単語が出てきたら、その単語を〇で囲んだりしてチェックしておく 

 ② 答え合わせをする

 ③ 間違えた問題の解説を読んで、どうして間違えたのかを理解する

 ④ 知らない単語を調べて、覚える 

 このような手順で解くのがおすすめです。

そして、過去問を解くときのコツは、同じ問題を繰り返し解くことです。

過去問と模擬問題は繰り返し解きましょう

HSK3級の過去問は繰り返し解きましょう。

同じ問題を繰り返し解くことによって、その問題に出てくる単語を覚えられますし、リスニングやリーディングのスキルを強化することもできます。

例えば、HSK3級の過去問を5回分収録している問題集の使い方は、

 第1回の問題から順番に、上記の手順で解いていく → 第5回まで終わったら、同じ問題集の第1回に戻る(二周目に入る) → もう一度、第1回の問題から第5回の問題までを順番に解いていく → 二周目が終わったら三周目に入る

 という感じで、この5回分の過去問を何周もします。

リスニング、読解、作文がそれぞれ100点満点近く取れるようになるまで続けるのがいいと思います。

関連記事:中国語検定/HSKの過去問の活用法マニュアル

2.語彙力を強化する

上海の外灘を上空から写した画像

HSK3級の過去問を解くのと合わせて、語彙力を強化していくといいでしょう。

HSK3級は語彙力も大事で、読解の第二部分の穴埋め問題や、作文の第二部分は単語を知っていないと解答できません。

単語を覚える方法は、

 ・HSK3級の過去問や模擬問題に出てきた知らない単語を調べる 

 ・市販の単語帳を使う

 この2通りの方法があります。

HSK3級の過去問や模擬問題に出てきた知らない単語を調べる

HSK3級の過去問や模擬問題に出てきた知らない単語を、知らないままにしておくのはNGです。

知らなかった単語を必ず調べて、紙に書いておきましょう。

過去問や模擬問題の本に直接書いてもいいですし、適当なノートを用意してそこにどんどん書き加えていってもいいと思います。

市販の単語帳を使う

市販の単語帳を使ってもいいでしょう。

HSK3級の語彙力の目安は常用単語600語程度ということで、その気になれば全て覚えることもできると思います。

単語帳を有効活用するためのコツは、

 「同じ単語帳を何周もする」

 ということです。

例えば「20日間で単語600語を覚える場合」を考えてみましょう。

 ・単語1個あたり2分で覚える(時間をかけてしっかり覚える) → 1日60分で30語覚える → 20日間で600語覚えられる → 前に覚えた単語を忘れてる → 復習する時間がない

 ・単語1個あたり1分で覚える(質を落として時間をかけない) → 1日60分で60語覚える → 10日間で600語を勉強できる → 前に覚えた単語を忘れてる → 残りの10日間、同じ単語帳を最初から最後までもう一周できる(復習できる)

 ということで、効果的なのは後者ですね。同じ単語帳を何周もするのが効果的です。

関連記事:中国語の単語の覚え方と役立つツールを紹介

3.並べ替えの練習をしておく

HSK3級の作文には語句の並べ替え問題があります。

順番がバラバラになった語句を並べ替えて、正しい文章を作る問題です。

例えば、

 小船 上 一 河 条 有

  (問題は汉语考试服务网から) 

 という語句が与えられ、これらを並べ替えて正しい文章を作ります。

答えは

 河 上 有 一 条 小船 

 ですね。

並べ替え問題を攻略するには、語彙力だけでなく文法知識も必要になってきます。

が、「文法を整理しておきましょう」と言われても具体的にどうすればいいか分かりにくいと思います。

おすすめの勉強法としては、まずはHSK3級の過去問をやってみてください。

並べ替え問題のパートで間違えたら、間違えた問題の解説を読みましょう。「間違えた問題にはどんな文法事項が使われているのか」が解説されているはずです。

そうすると、今の自分に足りない文法知識が分かるので、その文法事項をしっかり覚えるようにしましょう。

過去問の解説だけじゃ不十分だと思ったら、文法書を使うのもおすすめです。

関連記事:中国語の並び替えのコツ【HSK/中検対策に役立つ】

HSK3級の勉強に使える教材

HSK3級の勉強に使える教材をご紹介します。

《HSK 公式過去問集 3級》

HSK公式過去問集シリーズの3級です。2016年実施分のHSK3級の問題が5回分収録されています。

また、全ての問題に日本語による丁寧な解説がついています。

《HSKも中検もこの一冊!単語マスターパーフェクトガイド》

HSK1級からHSK3級までの単語を網羅した単語帳です。

単語は級別にまとまっていて、2級の単語と3級の単語がごちゃ混ぜになっているようなことはありません。

この《単語マスターパーフェクトガイド》の特徴は、一つひとつの単語に練習問題が付いていることです。全ての単語一つひとつに対応した練習問題がある単語帳はなかなかありません。

《品詞別・例文で覚える HSK基本語彙1級‐4級》

こちらはHSK1級からHSK4級までの単語に対応した単語帳です。

HSK3級を取得して、HSK4級を受けるときにも使えます。

《Why?にこたえるはじめての中国語の文法書》

中国語の文法が網羅的に、かつ分かりやすく解説されています。中国語の文法書の中では一番使いやすいんじゃないかと思います。

今回の記事は以上となります。

HSK3級取得に向けて、頑張っていきましょう!

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