HSK6級の読解対策【私が合格した時の対策を紹介】

今回は、HSK6級の“読解”についての記事です。

HSK6級の読解問題を解いたことはありますか?

「HSK6級の読解を解いたことがある」という方、いかがでしょう、意外と難しくありませんか?

HSK6級対策をまとめた記事で、「リスニングは対策必須ですよ」という話をしました。

リスニングが難しいというのは、日本人学習者なら何となくわかるのではないでしょうか?

しかし、HSK6級ともなると、読解もリスニングとは違った難しさがあります。

解答するときのコツも知っておかなくてはなりません。

「HSK6級を受けるんだけど、読解部分の対策がうまくできてない…」

と思っている方に向けて、HSK6級の読解対策を解説します。

この記事の内容
  • HSK6級の読解部分は時間との戦いになるので、対策時から意識しておくといい
  • 試験本番でも解答のスピードを意識して、時短テクを使うのもおすすめ

HSK6級の読解問題にはコツがあります。

そのコツを意識して実践することができれば、今以上に読解問題が解けるようになると思います。

私はHSK6級に初挑戦した時は105点で落ちました

読解部分で点数を落としてしまったことも大きな要因でした

それもそのはず、読解部分を半分程やったところで時間が足りなくなり、残りの半分を完全に当てずっぽうで答えました

これでは得点を伸ばせるはずがありませんね

この経験を教訓にし、HSK6級の読解問題のコツを自分なりに探してみました。

そうしているうちに、ハマる方法が見つかり、読解部分で安定して8割前後取れるようになりました。

二度目のHSK6級挑戦で211点を取れましたが、読解問題で得点を伸ばせたのが大きかったと思っています。

HSK6級読解のコツ

めくられるページ

HSK6級の読解部分を一言で表すとしたら?

私だったら“時間との戦い”という言葉を選びます。

HSK6級の読解は時間との戦い

HSK6級の読解部分は中国語力が問われるのみならず、“時間との戦い”になります。

問題数が多く、問題文も5級のそれより格段に長くなっています。

HSK6級の読解部分、問題内容を見てみましょう。

HSK6級読解の出題内容

引用:HSK日本実施委員会

問題内容は上記の通りです。

時間は50分間で、問題数が合計50問

これだけ見ると余裕がありそうですが、実際にやってみるとそれほど余裕はありません

特に、第3、第4部分は問題文が長い上に単語も難しく、普通に解いていると1問1分以上かかってしまうこともあります

読解は時間との戦いで、いかに“素早く”“正確に”解くかが大事になってきます。

対策の段階から時間を測る

HSK6級の有効な対策方法は、HSK6級の過去問を繰り返し解くことです。

読解対策として特に有効なのは、本番と同じように50分の制限時間を設けることです。

読解部分はとにかくスピード勝負になるので、それに慣れましょう

過去問の読解部分を解くときは、解答するのに使ってもいい時間を「本番と同じ50分」に設定し、それを越えないようにします

しかし、制限時間を設けたら、単語や文法の意味を考える時間はないかもしれません。

本当に効果的なのでしょうか?

私も最初は、制限時間があることに慣れませんでした

そこで有効だったのは、「過去問を解くときは制限時間を設け、答え合わせのときはわからない文法と単語をしっかりチェックする」ということです

HSK6級の試験本番では、読解部分は時間との戦いになります

それならいっそ、準備段階から“時間との戦い”を経験し、素早く、かつできるだけ正確に問題を解くクセをつけておくといいです

部分別の対策方法

HSK6級の読解は、第1部分から第4部分までの4つのパートに分かれています。

しっかりHSK6級の読解対策をするのであれば、4つのパートそれぞれに対するコツを掴んでおきましょう。

それぞれのパートごとに問題内容が異なるからです。

ここからは、第1部分から第4部分までの各パートのコツを解説していきます。

第1部分:一旦飛ばして最後に解答する

第1部分は“間違い探し”です。

第1部分のコツとしては、読解の解答時間の最後にまとめて解答することです。

すなわち、HSK6級の読解問題を解くときは、第2部分から解き始め、第4部分まで解き終わったら最後に第1部分を解くのがコツです。

 

第1部分は難易度が高く、たとえ時間をかけてやったとしても正解できる保証がないからです

言い換えると、“第1部分を正解するためのコツ”はほとんどないに等しいわけです

 

第1部分にいくら時間をかけたところで、正解できるとは限りません。

最悪、時間の無駄になる可能性もあります。

それならば、第1部分に時間をかける必要もありませんよね?

 

第1部分以外のパートは狙って正解できるので、まずは第1部分以外のところに時間をかけましょう

第2部分から第4部分まで終わったら、第1部分を短時間でぱっぱと答えましょう

 

そうは言っても、「試験の一部であることは確かだし、簡単に諦めるのは納得できない」という方もいらっしゃるかと思います。

第1部分のコツを記事にしていますので、興味があればこちらをご覧ください。

»参考:HSK6級の間違い探しのコツを紹介

 

第2部分:速読と“消去法”で選択肢を絞る

第2部分は空欄補充です。

ポイントは、1つの文章の中に“複数の空欄”があり、その全てにぴったりハマる“複数の語句の組み合わせ”を選ぶということです。

 

空欄一つひとつに対して、当てはまる語句を一つずつ考える必要はありません

当てはまる語句が分からない空欄はどんどん飛ばして、スピード重視で文章の最後まで目を通すようにしましょう

 

最初に文章と選択肢をざっと見て、当てはまらないであろう語句が含まれる選択肢を除いておけば、選択肢も絞れて比較的簡単に解答できるからです。

 

第3部分:前後の文脈からピンポイントで推測する

第3部分も第2部分と同じ空欄補充ですが、第3部分は文章の長さが4~5倍ほどになり、空欄に入れるのも単語ではなくフレーズになります。

対策としては、先に空欄に入るフレーズの選択肢を見ておいて、それから文章を読むようにします。

 

そして、文章を読む時にも意識していたことがあります。

それは、文章を最初から最後まで読まずに、空欄の前後だけを読むことです。

 

空欄の前後だけをピンポイントで読んで、そこから「空欄にどんなフレーズが入るのか」を考えていきます

おすすめは、空欄が含まれた文(句点“。”で区切られた文)を速読して、意味上あるいは文法上の繋がりから、その空欄に入るフレーズを選ぶことです

 

第3部分は文章が長くなっているので、文章を通して見ていたら時間がかかってしまいます

空欄の前後の文脈を素早く理解して、分かるものからどんどん埋めていきましょう。

 

第4部分:質問は精読し、問題文は速読する

第4部分は読解問題です。

問題文とその内容に関する質問が与えられ、質問に対する解答として最も適当なものを選択肢の中から選びます。

先に質問とそれに対する解答の選択肢を見ておいて、それから問題文を読むようにしましょう。

 

問題文も最初から最後まで読むわけではなく、鍵になりそうなところを探すようなつもりで、読むというよりはさっと目を通していくことを意識します。

第3部分と同じで文章が長いので、精読していたら時間がかかり、最後に時間がなくなってしまうからですね。

 

HSK6級の読解の対策方法としては、「ここまで紹介したポイントを意識しながら時間を測りつつ過去問を解いて、答え合わせのところでわからない文法や単語をしっかり整理する」というのがおすすめの流れです

 

あとは過去問を“繰り返し”解くことです。

過去問を繰り返し解いていると単語も覚えられますし、試験形式にも慣れてくるのでより短い時間で答えられるようになってきます。

»参考:HSK6級過去問や役立つ参考書まとめ【無料コンテンツあり】

 

HSK6級試験本番に使える時短テク2選

本の上に置かれたサングラス

ここまで紹介してきたことを意識して準備できていれば、試験本番も同じような意識で臨むことができると思います。

 

ただ、1回限りの本番ならではの難しさもありますね。

HSK6級本番を受験するときは、次の2点も意識してみましょう。

 

  • わからない問題に時間をかけない
  • 知らない単語は漢字から意味を推測する

 

順番に解説していきます。

 

1.わからない問題に時間をかけない

わからない問題があっても、それに時間をかけすぎないようにします。

HSK6級の読解は時間がシビアなので、考えているとそれだけで時間の無駄になってしまいます。

 

難しい問題にあたったときは、まず1分以内で読んでみて、1分読んでも分からなかったらその時点で一番正解に近いと思うものを解答して、次の問題に進むようにしてみましょう

 

このような難しい問題は、問題用紙の問題番号のところにでも印をつけておけば、最後時間が余ったらピンポイントで見直しをすることができます。

時間ピッタリで終わったとしたら見直しはできないかもしれません。

が、難しい問題で妥協したからこそ時間ピッタリで終わることができたんだとも考えられますし、無駄にはならないと思います。

 

2.知らない単語は漢字から意味を推測

知らない単語が出てきた場合は漢字から意味を推測し、それもできない場合は潔く諦めましょう。

知らないものはいくら考えてもわかりませんし、そこで止まっていると時間をロスしてしまいます。

貴重な時間を無駄にしないためにも、覚えたことがなく推測もできない単語は考えないようにして、その分前後にある単語や文脈から文全体の意味を読み取ろうとする方が効果的です。

 

ここまで、HSK6級の読解の対策と、試験本番で意識するといいことをご紹介してきました。

 

『HSK6級の読解対策【私が合格した時の対策を紹介】』まとめ
  • HSK6級の読解は“時間との戦い”になるので、過去問の段階から時間を測る
  • 部分別の対策方法
    • 第1部分:一旦飛ばして最後に解答する
    • 第2部分:速読と“消去法”で選択肢を絞る
    • 第3部分:前後の文脈からピンポイントで答えを推測する
    • 第4部分:質問は精読し、問題文は速読する
  • HSK6級試験本番に使えるテクニック
    • わからない問題に時間をかけない
    • 知らない単語は漢字から意味を推測する

 

HSK6級を受ける人、読解部分が苦手な人は、是非参考にしてみてくださいね。