HSK6級の作文の書き方【3つのコツを紹介します】

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今回は、HSK6級の作文の書き方についての記事です。

 「HSK6級の作文問題が難易度高すぎる…」

 「HSK6級の作文の書き方が分からない」

 「どうやって対策すればいいのかわからない」

 とお悩みではありませんか?

私もHSK6級に初挑戦したときは最後の作文が書けなくて不合格になりました。どうして作文が書けなかったかというと、書き方を知らなかったからだと思っています。

作文が書けなくてお悩みの場合は、作文の書き方のコツを掴みましょう。

3つのポイントを押さえれば作文が書けるようになります。

この記事では、HSK6級の作文の書き方をご紹介します。

HSK6級の作文の書き方【3つのコツ】

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HSK6級の作文問題の内容は下記の通りです。

作文:問題黙読10分間・作文35分間

パート 形式 問題内容 問題数
作文問題 与えられた文章を読み、400字程度で要約する。 1題

引用:HSK日本実行委員会

問題文を10分間で読みます。10分経過したら問題文は回収されてしまうので、この10分間で覚えた記憶を頼りに要約することになります。

問題文を自分の言葉で、400字程度で要約します。

それでは、HSK6級の作文の書き方とコツを紹介します。

問題文を2回読む

問題文は2回読みましょう。

1回目はザッと目を通して全体的な内容を把握します。

2回目はしっかり読んで、内容を理解します。2回目は目では文章を追いながら、頭では脳内で文章を要約していくといいです。

問題文を2回読むことの理由は、

 ・問題文を2回読んだ場合と1回しか読まなかった場合を比べると、2回読んだ方が問題文の内容をしっかりと理解することができる。 

 ・問題文を1回読んだだけだと、最後まで読み終わったときには文章前半の内容の記憶はどうしても薄くなってしまう。

 です。

文章前半には、登場人物などの大事な情報が書いてあることが多いので、文章前半の記憶が曖昧だと要約も出だしから躓きます。

大事な情報を見落としたり忘れたりしないために、問題文は2回読みましょう。

問題文を2回読む理由は分かりましたね。それでは、問題文を読むときは具体的にどんな情報を見るべきなのでしょうか?

要約するのに必要な情報を抜き出す【6つある】

問題文の中で注意するべき情報は6つあります。

問題文を読むときに覚えるべき情報とは、

 (1) 登場人物の人数と属性

   (登場人物は何人いるか、属性は何か、登場人物同士はどんな関係か)

 (2) 時系列

   (昨年、今年、先月、今月、先週、今週、昨日、今日、○○日前など) 

 (3) 行動

   (誰が何をしたか、何が起こったか)

 (4) 経過

   (行動がどのように発展していったか)

 (5) 結果

   (結果はどうなったか)

 (6) オチ

   (問題文の結びはどんなオチで締められているか)

 です。

特に登場人物に関する情報と時系列は必須です。

問題文の話は基本的に、一人あるいは数人の登場人物が中心になっています。

登場人物が何人いて、それぞれの登場人物はどんな属性で、どんな行動をとって、結果はどうなったかをしっかり記憶しておきましょう。

要約文を書くときは、登場人物を中心に、それぞれの登場人物の属性、行動、行動の過程と結果を簡潔にまとめるようにすると書きやすくなります。

また、要約するときは登場人物を省かないのが無難です。問題文に登場した人物は、要約文にも全員登場させるようにしましょう。

これで必要な情報は手に入ったことになります。どうやって文章にしていけばいいのでしょう?

文章はシンプル・イズ・ベスト

HSK6級の作文はシンプルな文章で大丈夫です。

まずは、3語【S+V+O(主語+動詞+目的語;誰が何をしたか)】で書ける簡単な文章を書けるようになることが大事です。

【3語の文章】をいくつか組み合わせて【複文】を作り、そうやって作った複文と単文を繋げて【400字の文章】を作ります。

要約文の全体の構造は、

 (誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(結果はどうなったか)

 (誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(結果はどうなったか)

 (誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(誰が、いつ、どこで、何をしたか)(結果はどうなったか)

  ……

 (最後のオチ)

 になるでしょう。

前項でも言った通り、登場人物を中心に、それぞれの登場人物の属性、問題文中でとった行動、その行動の過程と結果をまとめていくと上手く要約できます。

今回紹介した3つのコツを掴めれば、HSK6級の作文の書き方も分かります。

ただ、実行するためには作文を書くのに必要な基礎知識と慣れが必要です。

ここからは、HSK6級の作文を書くために必要な基礎知識の強化法と、作文を書くのに慣れるための勉強法をご紹介していきます。

HSK6級の作文対策

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HSK6級の作文を書くために、事前にやっておくといいことをまとめました。

 ・文法知識を万全にする

 ・接続詞と介詞を覚えて使える状態にする 

 ・HSK6級の過去問の作文問題を解く

文法知識を万全の状態にする

文法知識は万全の状態にしておくことをおすすめします。

文法知識が文章力の基礎になります。

文法知識が大事な理由は2つあって、1つ目は、中国語の特徴として、単語が並ぶ順番が意味に直結するということです。

2つ目は、単語が並ぶ順番を定義しているのが文法だということです。

中国語の文法に沿って作文をしないと、読み手にとって読みづらい文章になってしまいます。

作文における文法は、スポーツにおけるルールのようなものです。

ルールを知らないのは実力以前の問題です。

文法知識は万全の状態にしておきましょう。

中国語の文法を理解するコツは以下の記事で紹介しています。

中国語の文法を簡単に理解するコツを紹介

基本的な文法知識があれば正しい単文を作れるようになりますが、作文を実際に書くときは複文も作れるようになっておいた方がいいです。

接続詞と介詞を使える状態にする

接続詞と介詞をできるだけ覚えて、使える状態にしておきます。

複文を作れるようになるためです。

特に「物事の前後関係(時系列)」や「場所(どこで)」、「因果関係」を表すときは接続詞と介詞を使うと、まとまった文章を作ることができます。

接続詞と介詞は、まとめて「虚詞」と呼ばれます。

中国語の虚詞については以下の記事で紹介しています。

中国語の虚詞とは?【特徴とメリット、覚え方を紹介】

知識は【文法】と【接続詞、介詞】があればいいでしょう。単語は問題文から拾ってこられますし、知らない単語だけど要約するときに必須そうだと思ったら丸暗記することもできます。

文法と接続詞、介詞の知識を強化しつつ、練習あるのみです。

HSK6級の過去問を繰り返し解く

HSK6級の過去問の作文問題を解きましょう。

過去問の使い方は、実際のHSK6級の試験と全く同じ形式で過去問を解くことをおすすめします。

「問題文を読む → 問題文を閉じる → 自分の言葉で400字に要約する」というようにです。

HSK6級の試験本番を想定しながら、中国語の要約のスキルを確実に強化することができるからです。

 

関連記事:中国語検定/HSKの過去問の活用法マニュアル

 

過去問を解くのがおすすめなのですが、文字数が400字に届かない場合はどうすればいいのでしょうか?

 

過去問の模範解答を書き取る

文字数が400字に届かない場合は、過去問の模範解答をそのまま書き取るのがおすすめです。

模範解答を書き取ることの効果は2つあります。

1つ目は、要約文の構成を掴むことができます。

2つ目は、1000文字前後の長文を400字に短縮する方法が分かります。

この記事の前半でご紹介した要約のコツを感覚的に覚えられます。

関連記事:HSK6級過去問や役立つ参考書まとめ【無料コンテンツあり】

HSK6級の作文対策は以上となります。

誰かがノートに何かを書いている画像

ちなみに、HSK6級は300点満点、目安となる180点を取るには6割正解すればいい計算になります。

HSK6級で180点取ることを目指すのならば、作文対策と同時にリスニングと読解も勉強しておくのがおすすめです。

過去問を繰り返し解いてしっかり準備すれば、リスニングと読解の方が安定して高得点を狙いやすいと思います。難しいことは間違いありませんが…

リスニングと読解は正解と不正解がはっきりしていますが、作文の得点は採点者に任せるしかないからです。

HSK6級で180点越えを狙うのであれば、作文でコケてもリスニングと読解で埋め合わせられるようにしておくといいですね。

HSK6級の読解のコツと勉強法は以下の記事で紹介しています。

HSK6級のリスニング【スコアUPのコツと勉強法】

HSK6級の読解対策【私が合格した時の対策を紹介】

HSK6級の間違い探しのコツを紹介